色味を整えてレースのパーツをつくる
6-1
6-2
6-3
続けて、花模様のレイヤーを選択したままレイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“パターンオーバーレイ...”を[パターン:雲模様]、[比率:127%]として実行して、質感を強調した6-1。ここで、花模様のレイヤーの背面に新規レイヤーを作成したら、花模様のレイヤーを選択し、レイヤーメニュー→“下のレイヤーと結合”を実行。さらに、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“カラーオーバーレイ...”を、[描画モード:ハードライト]、カラーをベージュとして、レースの色味をベージュにしておく6-2。さらに、これまでと同様の手順で、6-3のようなレースも作成した。
フィルタを活用して細かなレースを表現
7-1
7-2
7-3
次に、20×20cm(350dpi)の新規ファイルを作成したら、背景レイヤーを黒く塗りつぶしておく。ここで、これまでに作成したレースを配置し、複製して円形に並べることで7-1のような円形のレースを作成した。さらに、背景レイヤー以外のレイヤーを結合しておく。続いて、背景レイヤーの前面に新規レイヤーを作成し、白で塗りつぶしたら、描画色を黒として、“テクスチャ”→“ステンドグラス...”フィルタを初期値で実行。さらに、command+Iキーで階調を反転させてレースの編み目を表現した7-2。ここで、“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”フィルタを、[半径:2pixel]の値で適用。イメージメニュー→“色調補正”→“明るさ・コントラスト...”で、明るさを暗めに、コントラストを高く調整することで、レースの編み目の角を丸く加工した7-3。ここで、レースの編み目の不要な部分は、ブラシツールで黒く塗りつぶしておく。
レイヤースタイルを設定して色味を整える
8-1
8-2
Lesson7で作成したレースの編み目の前面に新規レイヤーを作成したら、グレーで塗りつぶす。次に、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“すべての領域を表示”を実行し、レイヤーマスクを追加した。ここで、レースの編み目をコピーし、レイヤーマスクサムネールをoptionキーを押しながらクリックして、レイヤーマスクを表示させたら、レースの編み目をペーストして配置。さらに、基のレースの編み目のレイヤーを削除したら、レイヤーサムネールをクリックして表示を元に戻しておく8-1。続けて、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“カラーオーバーレイ...”を、[描画モード:ハードライト]、色をベージュとして適用することで、ほかの部分と色味を合わせた8-2。ここで、背景レイヤー以外のレイヤーを結合しておく。
レースにレイヤースタイルを設定して質感を強調する
9-1
9-2
続けて、完成サイズの新規ファイルを作成し、背景レイヤーを青緑で塗りつぶした。次に、Lesson8の最後で結合したレースをコピー&ペーストして配置したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“ベベルとエンボス...”を、[深さ:71% ]、[サイズ:24px]、[ソフト:4px]、[角度:27°]として[OK]ボタンをクリックし、質感を強めた9-1。さらに、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“ドロップシャドウ...”を任意の値で設定し影を落とせばレースの完成だ9-2。ここでは、黒い色のレースを配置し重ねることで、質感をより強めている。
ワンポイント・アドバイス | ||
黒いレースは、ベージュのレースを複製し、command+Iキーで階調を反転。さらに、イメージメニュー→“色調補正”→“色相・彩度...”で色味を整えて作成した。ほかにも、イメージメニュー→“色調補正”→“色相・彩度...”で、任意の値を入力すると、異なる色のレースが簡単に作成できる。 |
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本記事は『MdN』2009年11月号(vol.187)からの転載です。
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