フィルタで鉛筆画風に加工して重ねる | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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Photoshopプロセスノート


第11回 写真にドットを重ねて表現するグラフィカルなイメージ


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フィルタで鉛筆画風に加工して重ねる

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さらに、これまでと同様の手順で花びらや茎、葉などの写真を作業ファイルにコピー&ペーストで配置。それぞれ、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“すべての領域を表示”を実行し、レイヤーマスクを追加したら不必要な個所を塗りつぶして隠しておく4-1。続いて、配置した葉のレイヤーを選択し、レイヤーを複製して前面に配置したら、“アーティスティック”→“色鉛筆...”フィルタを、[芯の太さ]、[筆圧:11]、[用紙の明るさ:50]で実行4-2。色鉛筆で描いたような質感に加工した。ここで、このレイヤーは[描画モード:オーバーレイ]としておく4-3


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フィルタ効果でドットパターンに加工する

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次に、Lesson4で複製した葉や花のレイヤーを、再度複製して、鉛筆画風の葉のレイヤーの前面に配置。ここで、描画色を水色、背景色を白として、“スケッチ”→“ハーフトーンパターン...”フィルタを、[サイズ:3]、[コントラスト:48]として実行5-1。これで、背面と同じ形のドットパターンが作成できた。続けて、Lesson3で配置した葉のレイヤーを複製したら、同様にして、“スケッチ”→“ハーフトーンパターン...”フィルタを適用。ここでは、レイヤーを[描画モード:乗算]として、葉の画像になじませておく5-2

ワンポイント・アドバイス
“スケッチ”→“ハーフトーンパターン...”フィルタは、画像のサイズなどによって、[サイズ]の値を変更し、ドットの大きさを変えると見た目に変化をつけることができる。また、[コントラスト]の値が低いとメリハリのない印象となってしまうので気をつけよう。


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色の異なるドットを位置をずらして重ねていく

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ここで、花の写真を開き、最前面にコピー&ペーストで配置したら、これまでと同様の手順で必要な個所のみ抽出しておく6-1。続けて、“スケッチ”→“ハーフトーンパターン...”フィルタを[サイズ:5]、[コントラスト:48]の値で実行6-2。さらに、イメージメニュー→“色調補正”→“色相・彩度...”で、[色彩の統一]にチェックを入れ、色味を紫に変更した。ここで、このレイヤーを[描画モード:焼き込みカラー]としておく6-3。さらに、最前面のレイヤーを複製し、複製元のレイヤーと位置をずらして配置。続けて、イメージメニュー→“色調補正”→“色相・彩度...”で、[色彩の統一]にチェックを入れ、色味を緑に変更した6-4


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レイヤーの透明度の値を下げて版ずれを表現

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ここで、配置した花のレイヤーを選択し、複製したら、複製元の背面に少しずらして配置。ここで、レイヤーの[不透明度:30%]とした7-1。さらに、複製したレイヤーを再度複製したら、位置をずらして配置して、版ずれ風に見せた7-2。ほかのパーツでも同様の手順を繰り返しておく。続けて、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“グラデーションマップ...”で、青、赤、黄色に変化するグラデーションを設定し、全体の色味を黄色に変更7-3。最後に、文字などのパーツを配置すれば完成だ。


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『MdN』2009年12月号(vol.188)表紙

本記事は『MdN』2009年12月号(vol.188)からの転載です。
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