ベクター、不正アクセスによる顧客情報流出の可能性について発表
ベクター、不正アクセスによる顧客情報流出の可能性について発表
株式会社ベクターは、同社の一部サーバーに対して不正アクセスの痕跡があったことを確認したと発表した。
これまでの経緯については、3月21日の2時30分頃に同社の一部サーバーに異常が発生し、システム担当者が対応したところ、3月19日の20時55分頃から3月21日の0時01分頃までにかけて4回の不正アクセスと思われる痕跡があることを発見した。調査したところ、同社の顧客情報を保持するサーバーに対しても不正アクセスの痕跡があり、個人情報が外部に流出した可能性があることが判明した。
不正アクセスされたサーバーには最大で26万1161件の個人情報が蓄積されており、その一部にはクレジットカードの情報も含まれていた。最悪の場合、この全情報が流出した可能性もあるという。同社はその後、侵入経路の遮断やサーバーのシステム変更、サーバーからの個人情報の削除などを実施し、今回の不正アクセスに関連するサービスでのクレジットカードによる決済も一時停止した。
同社は引き続き調査や原因究明、対策の実施を行い、解明された内容や追加の対策内容については随時、報告を行っていく方針で、顧客への補償についても決定次第、報告するとしている。
ベクターのWebサイト
発表資料
URL:http://www.vector.co.jp/info/spinfo/20120323.html
2012/03/23