ナンバーエックス株式会社が、生成AIツール「AIプレスリリースX」のβ版の提供を開始しました。ChatGPT-4/4oを活用してプレスリリースの雛形を自動的に生成できるWebサービスで、完全無料で使用できます。
ユーザーが入力した情報を元に生成
本サービスでは、フォームに沿って情報を入力するだけで、簡単にプレスリリースの雛形を作れます。用意されている入力項目は「サービス名」「目的」「概要(1〜3)」「公開年月日」「開発元」です。「プレスリリースを生成する」をクリックすると、AIによる校正を経て最適な文章に整えてくれます。
あくまでも無料で提供されているβ版であるため、「品質へのクレームや生成物への責任を負いません」と明記されていることには注意が必要です。また、生成される文字数については、1人につき10,000Wまでに制限されています。
「生成する」をクリックするたびに結果は変わる
この「AIプレスリリースX」を実際に試用してみて、まず初めに感じたのは「生成スピードがかなり速い」ということです。軽快に動作し、数分もかからずにプレスリリースの雛形が作られます。
「概要」などの項目に、ある程度の完成された文章をしっかりと入力した場合にも、異なる言い回しでのプレスリリースの雛形が生成されます。その際、あくまでも「変えてはいけない」事実について捻じ曲げることはなく、あくまでも入力した情報のみに基づいて文章が構成されます。装飾の言葉など、主に「変えても大きく問題ない部分」の表現に手が加えられているのが分かりました。
また、入力項目がまったく同じ場合でも「プレスリリースを生成する」をクリックするたびに、得られる結果は変わるようです。このことから、何回か生成を繰り返して、どの言い回しが最も適切かを比べるサービスとしても活用できそうです。
事実関係は捻じ曲げずに体裁が整えられる
さらに、あえて入力項目として渡す情報を減らし、端的な表現にしてみたところ、また異なる体裁のプレスリリースの雛形が生成されました。それほど多くを自分で入力することなく、「プレスリリースらしい文章」を生成できます。
入力項目の「特徴」の欄にURLを入れて「ここから内容を参照してください」といった処理にも挑戦してみましたが、その方法はうまくいきませんでした。やはり、あくまでも事実関係は「フォームに入力した情報のみ」が基本のようです。これは決して悪いことばかりではなく、プレスリリースでは正確性が重要であることを考えると、逆にメリットと言えるかもしれません。
<テスト結果の一例>
| ★生成のために用意した情報 | |
| 入力フォームの項目 | 入力したテキスト |
| サービス名 | MdN |
| 目的 | 宣伝 |
| 概要 | デザイン系Webメディア |
| 特徴1 | グラフィックツールのハウツーや、クリエイティブの裏側を伝える取材などのオリジナル記事を提供 |
| 特徴2 | 運営母体の株式会社エムディエヌコーポレーションは出版社 |
| 特徴3 | URLはhttps://www.mdn.co.jp/ (このURLを参照してプレスリリースを補強してください) |
| 公開年月日 | 日々更新 |
| 開発元 | 株式会社エムディエヌコーポレーション |
| ★上記の条件から生成されたプレスリリースの雛形の文章 |
クリエイティブ界を刺激するWebメディア「MdN」が日々更新!この度、「MdN」が、デザイン系Webメディアとして新たに日々更新を開始します。開発は、実績ある出版業界のプロフェッショナル、「株式会社エムディエヌコーポレーション」によって行われています。 サービス概要 「MdN」はデザイン系Webメディアであり、ユーザーに対してグラフィックツールのハウツーや、クリエイティブの裏側を伝える取材などのオリジナル記事を提供します。さらに、運営母体が出版社という強みを活かし、信頼性の高い情報を速報性を持ってユーザーに提供します。 特色・強み ■ユーザーに必要とされるデザイン系の情報を的確に提供 リリース日と開発者について この「MdN」は日々更新されます。開発は、出版業界で信頼と実績を誇る「株式会社エムディエヌコーポレーション」が行います。 本プレスリリースに関するお問い合わせ |
入力項目にURLを追加したケースでは、生成された文章に「詳細については、下記URLをご参照ください」という気の利いたフレーズも追加されていました。これは実にプレスリリースらしい十分に実用に耐える体裁です。
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本サービスでは、「広報知識がなくてもプレスリリースを作りたい」と考える “初心者広報者たち” が主な利用対象として想定されています。フリーランスで活動するデザイナーや、専用の広報担当者のいない小規模なデザイン事務所などでも使いやすく、何かを広くPRしたいときには便利なツールと言えるでしょう。
ただし過信は禁物で、生成される結果はやはり「完璧」ではありません。サービスの説明通りにあくまでも「雛形」として活用し、最終チェックは人間の目で行うのが良さそうです。
ナンバーエックス株式会社
URL:https://ai-pressrelease-x.jp/
2024/10/15