Monotype株式会社が、「フォントワークスLETS」や「FONTPLUS」でREN FONTの書体の提供を開始しました。計82書体があり、「FONTPLUS」ではそのうち9書体の利用が可能です。「和音Pro」をはじめ、バラエティに富んだフォントが用意されています。
Monotypeのサービスには初登場
REN FONTは、2001年に設立されました。NPO法人日本タイポグラフィ協会が主催する作品展のタイプフェイス部門で入選を重ね、プロから高く評価されています。代表者はタイプデザイナーの金井和夫氏です。
MonotyepにREN FONTの書体が提供されるのは、今回が初となります。Webフォントサービスの「FONTPLUS」では「和音Pro」の9ウエイト(L/R/M/DB/B/EB/H/EH/U)を利用でき、年間定額制フォントサービスの「フォントワークスLETS」や「学生向けフォントワークスLETS」での提供フォント数は「和音Pro」を含む計82書体です。
これらのサービスの契約者は、追加料金を必要とすることなくREN FONTの書体を使うことができます。
独自の音楽的な表現を取り入れた「和音」
「和音」ファミリーは、REN FONTを代表する書体です。文字に「音楽的表現」を取り入れて設計されています。たとえば欧文や数字の形状は、五線譜の上の音符がモチーフとされています。
とはいえ、直接的ないかにも「音符」といった印象のデザインフォントではなく、さまざまなシーンで使える書体です。漢字は本来であれば交わるべき部分を意図的に離していることが大きな特徴で、かな文字は終筆をあえて中途半端な長さで終わらせることで不安定さから来る動きが生まれています。
「和音Pro」は、「日本タイポグラフィ年鑑2005」での書体部門で入選に選ばれた「和音」をベースとして制作されました。全体的には「かわいい」という印象を与えやすいデザインに仕上げられています。
タイプデザイナーの文字をベースとした手書き風フォント
そのほか、今回の「フォントワークスLETS」でのフォントの追加には、明朝体や草書体の複雑なフォルムのイメージを備える「清流かな」や、味わいのある丸文字の「ほんまるかな」などが含まれています。「清流かな」と「ほんまるかな」は、どちらも金井和夫氏の普段の手書き文字をベースとした書体です。
これらも含めてMonotypeのフォントサービスに追加された全82書体の一覧は、以下の通りとなっています。
| 書体 | ウエイト |
| 和音 Pro | L/R/M/DB/B/EB/H/EH/U |
| 松葉かな Std | L |
| 勢蓮呉竹仮名 Classic OT | EL/L/R/M/DB/B/EB/H/U |
| 勢蓮明朝仮名 Classic OT | EL/L/R/M/DB/B/H/U |
| 勢蓮明朝仮名 Old OT | M |
| 靜呉竹 | UL/EL/L/R/M/DB/B/EB/H/U |
| 清明かな | R/M /B |
| ほんまるかな | EL/L/R/M/DB/B/EB/H/U |
| 余韻かな | L/R/M/DB/B |
| 靜明朝大かな | L/R/M/DB/B |
| 靜明朝小かな | L/R/M/DB/B |
| はっぴ かな | M/B/H |
| Amabile | Light/Regular/Medium/DemiBold/Bold/ ExtraBold/Heavy/ExtraHeavy/Black |
| 清流かな | L/R/M/DB/B |
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REN FONTの書体は、いずれも独特な個性を感じさせるデザインです。特に代表的な「和音」は、音楽をモチーフに表現されていることはもちろん、ウエイト展開にも数学的なアプローチでの中間生成が採用されているなど、独自の設計手法が用いられています。ポップな印象でありながら、本文組みにも十分に使えるフォントです。
Monotype株式会社
URL:http://www.monotype.com/jp
2025/04/21