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2023.10.24 Tue

無骨さと親しみやすさを両立させながらインパクトを出すには? 角張った独特な造形の「竹」

~<主要なオススメ用途>本文、タイトル・見出し、商品パッケージなど~

【竹 作例】和菓子店の醤油煎餅のノボリ

〜由来や歴史、開発経緯など〜         
「竹」について

タイプデザイナーの竹下直幸氏がデザインしたフォントです。竹下氏は、モリサワでの勤務を経てタケノコ・デザインルームを設立。1993年に「モリサワタイプフェイスコンテスト」で銀賞を受賞し、そのフォントが「竹」としてリリースされました。

〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜         
「竹」の特徴

「竹」は、文字の中で通常は曲線である部分を全て直線で構成した、独特なゴシック系スクリプト書体です。大胆なデザインですが、楷書の運筆も感じさせます。シンプルで均質なエレメントと、文字の自然な形の両方を兼ね備えたフォントです。

細いウエイトでは笹のような繊細なイメージになります。整然としたシャープな印象で、長文を組んでも可読性は損なわれません。太いウエイトでは強いインパクトを出すことができ、無骨ながらも親しみやすい雰囲気です。

〜書体の活かし方やプロの視点〜         
制作デザイナーの解説コメント

作例ではノボリのデザインとしてインパクトを狙いたかったので、最も太いHウエイトを使いました。かな文字は漢字以上にカクカクしていて、とても面白い造形です。クセは強いですが実は使いやすく、雰囲気を出しやすい珍しいフォントだと思います。

作例のポイント拡大

●書体名:「竹」
●書体の分類:「デザイン書体」
●カテゴリ:楽しい」「素朴」
よく使われるシーン

本文、タイトル・見出し、書籍、雑誌、商品パッケージ、ロゴ、ラベル、チラシ、POP、看板、サイン、ディスプレイ広告

〜書体スペックや収録製品〜         
「竹」の書体情報

【竹 L】書体見本
モリサワのフォント製品紹介
Morisawa Fonts       高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス
組込みフォント  産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス
TypeSquare 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス
         その他の収録製品はこちら

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Maniackers Design
デザイナー
Maniackers Design(マニアッカーズデザイン) 1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
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