〜由来や歴史、開発経緯など〜
「ゴシックMB101」について
ゴシックMB101は、どっしりとした風格があるフォントです。写植用の見出ゴシック体MB101(※1)の流れを引き継いでおり、特に出版や広告の分野で定番の書体として親しまれています。主にタイトルやキャッチコピーなどに用いると効果的で、細いウエイトであれば本文組みなどにも対応。肉声の雰囲気やメッセージ性を感じさせやすいことも特徴です。
※1) 参考ページ:書体のはなし「写植用の見出ゴシック体MB101」
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「ゴシックMB101」の特徴
骨格がしっかりとしているため、骨太で安心感・信頼感があります。ハネやハライの先端まで力強さを感じさせるフォントです。各エレメントでは手書きの雰囲気も多少残されており、幾何学的すぎない造形で “流れ” を感じさせます。
字面が大きい書体は一般的には横組みに適していますが、ゴシックMB101は縦組みでも違和感なく使用できます。また、特に堂々とした力強いインパクトを出したい場面では最適なフォントと言えるでしょう。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
作例は、メッセージ性を強調させることが必要な交通安全週間の垂れ幕です。ゴシックMB101は、ハネ、ハライの部分のディテールによって、新ゴにはないクラシカルな印象があります。「ドン!」と説得力を出したいときに使うと効果てきめんです。
- よく使われるシーン
タイトル・見出し、書籍、雑誌、パンフレット、チラシ、POP、看板、サイン、Web、ディスプレイ広告、ベーシック
〜書体スペックや収録製品〜
「ゴシックMB101」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2023.10.24 Tue