〜由来や歴史、開発経緯など〜           
「エコー」について

エコーは2018年に提供が開始された書体で、L・R・Bの3ウエイトで構成されています。重心が高く、直線的なデザインのフォントです。全角に対して骨格が狭めに設計されており、長体のような縦長のプロポーションに見えます。縦長の形は上品さなどのイメージにつながり、美容関係のような清潔感の表現が求められるジャンルにも最適です。

〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜           
「エコー」の特徴

全角の幅に対して縦長であるエコーでは、それぞれの文字の左右に広めの余白が生じています。そのため、デフォルトで横方向にベタ組みすると、まるでアケ組みしたようなゆったりとした空間での文字送りが可能です。

OpenTypeフォント機能のプロポーショナルメトリクスを有効にすると、それぞれの字幅に合わせた文字送りとなり、デフォルトの状態とは表情が異なる緊張感を演出できます。このとき、長体幅は全角に対して約86％相当です。

〜書体の活かし方やプロの視点〜           
制作デザイナーの解説コメント

作例は化粧品のラベルのデザインなので、清潔感のイメージを表現できるエコーを採用しました。その特性上、文字列を縦に組むと1行の幅は細長くなり、すっきりとした美しいラインが生み出されます。まさにイメージにぴったりなフォントだと思いながら選びました。

作例のポイント拡大

●書体名：	「エコー」
●書体の分類：	「デザイン書体」
●カテゴリ：	「スタイリッシュ」

よく使われるシーン

雑誌、パンフレット、商品パッケージ、ロゴ、ラベル

〜書体スペックや収録製品〜           
「エコー」の書体情報

一覧に戻る