〜由来や歴史、開発経緯など〜
「タカモダン」について
タカハンドでも有名な、たかデザインプロダクション(高原新一書体デザイン室)が手掛ける「タカ書体」の1つで、2014年にモリサワでの提供が開始されました。同時リリースされたタカポッキが持つリズム感を踏襲しつつ、線画が交差する部分に墨だまりのような黒みを持たせています。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「タカモダン」の特徴
墨だまりのような黒みの効果により、タカポッキと比べてレトロモダンな雰囲気が強調されているデザインフォントです。また、タカポッキは画線の太さが一定ですが、タカモダンは文字にメリハリがあり、個性的な印象です。どこか懐かしくもあり、新しくもあるような独特なイメージのフォントと言えるでしょう。
墨だまりの位置や角度や太さは、文字に合わせて個別に調整されています。そのため、どの文字を組み合わせても最適なバランスで見せられるフォントです。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
レトロモダンな印象の強いタカモダンですが、動きがあって楽しいイメージを表現しやすいことも魅力の1つです。作例では、文字ごとの角度などで動きに変化を加えてグラフィックも組み合わせながら勢いを強めました。楽しいイメージをさらに強調しています。
- よく使われるシーン
雑誌、絵本、コミック、アニメ、チラシ、POP、看板
〜書体スペックや収録製品〜
「タカモダン」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2024.02.19 Mon