〜由来や歴史、開発経緯など〜
「ぺんぱる」について
ぺんぱるは2020年の新書体としてリリースされたフォントです。本来、手書き風の書体は実際に書いた文字をスキャンしてベースとしてデザインが進められることも多いのですが、ぺんぱるは全てデジタル上で作られました。手書き調ではあるものの安定した骨格を持ち、読みやすさに定評のあるフォントです。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「ぺんぱる」の特徴
フェルトペンでラフに手書きしたようなフォントで、親しみやすい雰囲気を備えています。フリーハンドならではの運筆が特徴的で、自然な印象に見えやすいフォントです。メモ書きのようなスピード感や肉声もイメージさせるフォントと言えるでしょう。
ぺんぱるは温かみのある日常を感じさせるようなシーンには特にマッチしやすく、デザインを身近なものへと演出できる力を備えています。かっちりとはしすぎず、それでいて雑ではなく、絶妙なバランスが保たれたデザインです。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
作例は商店街の歴史を題材とした絵本の表紙で、素朴なタッチのイラストにぺんぱるの文字を組み合わせて優しい温かみを表現しています。ぺんぱるは読者に親しみやすさを感じてもらうためにはとても効果的なフォントです。
作例のポイント拡大
●書体名: | 「ぺんぱる」 |
●書体の分類: | 「デザイン書体」 |
●カテゴリ: | 「素朴」 |
- よく使われるシーン
タイトル・見出し、雑誌、絵本、コミック、ロゴ、チラシ、POP
〜書体スペックや収録製品〜
「ぺんぱる」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2024.02.19 Mon