グローバルメニューや、ヘッダー・フッターのデザインなど、トップページ以降のページでもパーツを共有させたい場合は、Fireworksのシンボル機能と併せてページ機能を活用しよう。共通パーツ内に修正が入った際、ページごとにファイルを管理している場合は全ファイルに修正を入れる必要があるが、ページ機能により1ファイル内で複数ページを一括管理しておけば1カ所の修正だけで済み、作業時間を大幅に短縮できる【1】。

まずトップページをデザインする際、「ヘッダー」、「フッター」など共有させたいパーツをそれぞれシンボル化しておく。完成したトップページを複製して、不要なコンテンツを取り除いたら【2】、2階層目以降のページをデザインし効率的に作業を進めよう【3】。ページ数に比例してファイルサイズも大きくなるので、数十ページにわたるような大規模サイトの管理には不向きだが、CS4ではパフォーマンスが大幅に改善されており、ページ数の多いファイルでもストレスなく編集できる【4】【5】。

【1】複数のページで共有したいパーツはシンボル化しておくとあとの作業効率がアップする



【2】Dreamweaverの環境設定でペーストに関する設定を調整しよう



【3】ページの長さは固有に設定可能なので、コンテンツ量に合わせてパーツの位置を調整できる


【4】同じシンボルが配置されていれば、シンボル内を修正するだけで各ページに修正が反映される


【5】ページ間でレイヤーを共有することも可能だが、位置情報も共有されるので注意が必要だ

POINT　小規模サイトのデザイン管理に最適

［INDEX］
>>>　01　スタイル設定を活用しWordファイルを効率的に流し込む
>>>　02　色域指定で選択範囲を作成して効率的に写真の白地を切り抜く
>>>　03　カンプ内の各要素をライブカラーでまとめて色変換する
>>>　04　サムネール作成を自動化して効率化を図る
>>>　05　JPEG形式でもきれいに文字や図形を書き出す
>>>　06　ライブラリアイテムの各種プロパティを一括して変更する
>>>　07　ESCショートカットでActionScriptを簡単に入力する
>>>　08　grep機能を使い複数の文字列を一括で操作する
>>>　09　自動処理で複数の画像をまとめて加工する
>>>　10　Illustrator内で完全にシンボル化しFlashにインポートする
>>>　11　コードナビゲータで適用済みのスタイルを一括で表示する
>>>　12　1ファイルで複数のデザインを管理し修正作業時間を短縮する