人材エージェントの人材を利用する側の事情は? | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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人材エージェントの人材を利用する側の事情は?



今度は人材エージェントから人材を雇い入れる会社側の視点で「クリエイター派遣」について考えてみましょう。

ここに、日本における「デザイン業の企業別規模」の統計があります(平成13年/総務省発表)。これを見てみると、デザインを主な業務とする会社の「社長を含むスタッフの人数」が「4人以内」という会社が実に「71.5%」とダントツです。ついで「5人~9人」が「18.2%」、「10人~19人」が「6.7%」と続きます。おそらくいちばん大規模と思われる「100人~299人」規模のデザイン会社は、全体の「0.2%」という数字です。一般的に“デザイン事務所”と呼ばれる会社の規模がさほど大きくはなく、少数精鋭で頑張っているということがよくわかる統計です。

日本における「デザイン業の企業別規模」
illustration:松本和美


さて、そんなデザイン事務所がつねに抱えている問題はというと、やはり人手不足ではないでしょうか。センスの良いクリエイターには仕事が集中しがちですし、そんなクリエイターを補佐してくれるアシスタントはつねに必要とされています。しかも、突然大きな仕事が入ったとなると、人数に限りのある事務所ではうまく対応できないこともあるかもしれません。そういったわけで、一時的にアシスタントが必要になった場合、この「クリエイター派遣」を効率よく利用することによって、会社としても無駄なく業務が進められるわけです。クリエイターにはセンスも経験も必要ですが、締め切りに追われる日々の中で摩耗していく部分は否めません。「クリエイター派遣」を利用することによって、つねに事務所全体がフレッシュな状態で仕事に臨むことは、結果的に大きな仕事の成果につながっていくということになります。

実は、派遣業種の中でクリエイターの占める割合はまだまだ低いのが現状です。派遣労働者数の業務別割合を調べた統計(平成16年/厚生労働省発表)では「広告デザイン」が全体の0.3%、1パーセントにも達していません。ちなみに「ソフトウェア開発」が5.5%、「事務用機器操作(一般事務)」が45%であることからしても、まだまだ潜在的な需要も供給もあると考えられます。

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