ステンシル風の表現でキュートにデザインする | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

ネタ探しから技の習得にまで役立つ!
デザインのアイデア見本帳


DESIGN IDEA
ステンシル風の表現でキュートにデザインする
CREATOR > 四つ葉加工 URL > www.yotsuba.biz/ 使用ソフト > Photoshop CS3/CS5
型紙を使ってスプレーを吹き付けたようなステンシル風の表現を用いて、女性的なかわいらしい雰囲気を演出していきます。リアルなステンシルの質感を表現するポイントは、ブラシとフィルタの組み合わせ方。さらに布地などの素材を合成することで、手づくりの雰囲気がいっそう高まります。

1 ステンシルの素材を作成

まず、花の写真をPhotoshopで開いて必要な部分を切り抜いたら、グレースケールに変換 1-1 。さらにイメージメニュー→“色調補正”→“2階調化...”を実行する 1-2 。自動選択ツールで花の白い部分をクリックして選択範囲を作成したら、選択範囲メニュー→“選択範囲を変更”→“境界をぼかす...”を[ぼかしの半径:2pixel]で実行。続けて、新規レイヤーを作成し、選択範囲内を白で塗りつぶす。

1-1
P031_1-1

1-2
P031_1-2


2 型の素材をレイアウトする

次に、完成サイズの新規ファイルを作成したら、STEP1で白く塗りつぶした画像をコピー&ペーストで配置。さらにSTEP1の要領で写真や手描き素材から作成した型用のモチーフを配置する 2-1 。なおここでは、状態がわかりやすいように背景に色面を敷いている。

2-1
P031_2-1


3 フィルタでスプレーの吹き付けを表現

続いて、STEP2で作成した型のレイヤーの背面に新規レイヤーを作成したら、ブラシツールで[ハード円ブラシ]を選択し、[マスター直径:800px]、[不透明度:100%]、[流量:30%]程度に設定。さらに描画色やブラシの直径を適宜変えながら、画面上をクリックして色を乗せていく 3-1 。全面に色を乗せたら、“ブラシストローク”→“ストローク(スプレー)...”フィルタを[ストロークの長さ:0]、[スプレー半径:25]で実行後、⌘+Fキーで再度フィルタを実行する 3-2

3-1
P031_3-1a

bar


P031_3-1b

3-2
P031_3-2



4 スプレーの吹き付け処理を部分的に施す

次に、STEP3で作成したレイヤーの前面に新規レイヤーを作成したら、直径を小さく設定したブラシで型のモチーフの周囲に色を塗る 4-1 。続けて、STEP3と同様の手順で色面をスプレーの吹き付け状に加工した 4-2

4-1
P031_4-1

4-2
P031_4-2


5 細部を加工してアナログの雰囲気を強める

続いて、STEP2で作成した型のレイヤーを選択したら、型の形が整いすぎている部分のフチを指先ツールでこすり、
部分的にぼかす 5-1 。仕上げにキャンバス地のテクスチャをPhotoshopで開き、コピー&ペーストで最前面に配置し
5-2 、レイヤーを[描画モード:乗算]に設定してなじませたら完成だ 5-3

5-1 P031_5-1

5-2
P031_5-2

5-3
P031_5-3


>>>「デザインのアイデア見本帳☆」トップへ

本記事は『MdN』2011年11月号(vol.211)からの転載です。
MdN211

楽天ブックスで買う

そのほかには下記のような記事が掲載されています。
(▼クリックすると画像が大きく表示されます)

特集のすべての記事は誌面でお読みになれます。
月刊『MdN』掲載記事号の情報はこちら!

■そのほかの月刊『MdN』からの転載記事
Photoshop 現場のトリセツ。(『MdN』2011年10月号より)
仕事の効率&整理術(『MdN』2011年9月号より)
かんたんイラスト講座(『MdN』2011年8月号より)
必修科目のデザイン表現72(『MdN』2011年7月号より)
頼れるデザイナーの頼れる技40(『MdN』2011年6月号より)
デザイン・ワークショップ!(『MdN』2011年5月号より)
twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在