レポート インサイト 2013.1.31 THU 最新バージョンで強化された注目の機能群 プロのデザイナーにもうれしい機能が多いBiNDだが、今回は特にビジネスでも活用例の多いWordPressに対応。また上級者向けには、細かいデザイン調整が可能になるCSSの詳細設定機能も見逃せない。 つくったサイトがWordPressで更新可能 バージョンアップのたびに進化を遂げているBiNDだが、毎回注目が集まるのはトレンドをいち早く取り入れて収録される豊富な「サイトテンプレート」だ。新バージョンでは、PCサイトやスマホ、Facebookページなど、個人から大規模サイトまで、各用途を意識したテンプレートがいくつも用意された。 そのサイトテンプレートの中でも、目玉となっているのはWordPress対応テンプレートの提供。現在ナンバーワンシェアを持つ無料のCMSとしておなじみのWordPressだが、デザインのカスタマイズとなると、有料プラグインを購入して英語のパラメータを変更したり、PHPの知識が必要になったりと、デザインスキルだけでは使いこなせない。一気にハードルが上がってしまうため、WordPressサイトのカスタマイズは、制作会社でも有償メニューであることが多い。 しかしBiNDのWordPressテンプレートであれば、各ブログの定型ページのデザインができるだけでなく、デザインの枠組みをBiNDで作成して更新もできる。これならばニーズの多いWordPress案件がBiNDで一括管理できるようになる。 もちろん、WordPressサイトであれば、BiNDがインストールされていないパソコンやスマートフォンなどから更新できるようになる。頻繁なコンテンツ更新がある場合は、デザイン担当者の負担が大きく改善できるだろう。 CSSの直接編集に対応 BiND 6では、ユーザーの利便性やニーズを受けて、「CSS詳細設定」機能を正式に採用。装飾したいときなど、よくある罫線や文字、リンクのデコレーションなどをまとめて変更できる。デザインにこだわるうえで不可欠な余白の微調整など、細かな設定がしやすくなった点はうれしい。また、BiNDを使ってCSS3の最新タグなど、これからCSSを身につけたい人が試しながら覚えるという使い方もできるだろう。 トレンドを押さえたデザインテンプレート スケールや用途別に分類されたテンプレート (▲クリックで拡大) BiND 6のテンプレート選択画面では、S/M/L/XLと、用途の規模を目安にテンプレートが分類されている。従来よりもさらに実践的になった スマートフォン用テンプレートも用意 (▲クリックで拡大) (▲クリックで拡大) トレンドのひとつ、スマートフォンサイト用のテンプレートも充実。PCサイトのデザインに合わせて、スマホ専用にレイアウトされている WordPressのテーマ作成に対応 テンプレート選択画面 (▲クリックで拡大) WordPress専用にデザインされたテンプレートをサイトエディタで開く。WordPressの対応機能はWordPressがインストールされた一般のサーバで利用できる テーマのビジュアルを編集 (▲クリックで拡大) (▲クリックで拡大) BiNDならではの、jQueryを使った高度なスライドショーなど、リッチなデザインも可能。敷居の高いWordPressのテーマカスタマイズが軽快な操作で行える 本格的な編集作業が行える「CSS詳細設定」 ページ全体のCSS詳細設 ブロックごとのCSS詳細設定 (▲クリックで拡大) (▲クリックで拡大) 共通CSSをブロック単位で変更したり、新たなCSSを追加するなど、本格的なCSSの編集が行える >>>「直感的でわかりやすいBiND6のインターフェイス」へ >>>「最新バージョンで強化された注目の機能群」 >>>「BiND6によるサイト制作とデザインから公開までの流れ」へ