第3話 転職先を選んだ理由 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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転職はゴールではない 3年目の壁、5年目の転機

“仕事の壁”は誰にでもやってきます。そんなとき、ほかのみんなは、どうしているのでしょうか? このコーナーでは、今まさに壁を乗り越えようとしている人、乗り越えて一歩先に進んだ人など、クリエイティブ業界でがんばる仲間たちが登場。これまでの失敗談・成功談や現在の課題、そして将来像を語ります。今の仕事に前向きに取り組み、階段を一段登るためのヒントが得られるはずです!


第1回 株式会社ロフトワーク 中島瞳さんの場合


株式会社ロフトワークのクリエイティブディレクター・中島瞳さん。3年前、新卒時の研修で「Webディレクター」という職種を初めて知ったという、ちょっとのんびり屋さん(?)の彼女。が、「Webディレクション」という仕事に就いてからは一直線にその道を追求することとなる。 現在勤務するロフトワークは2社目。Webディレクターとして貪欲に仕事に取り組んで行くうちに、転職への動機づけが明確となっていったという彼女に、転職にまつわる話、現在の仕事、そして未来への展望を伺ってみました。


第3話 転職先を選んだ理由

──どのくらいの期間、転職活動をされたんですか?
中島●2007年1月に思い立ち、転職活動を始めました。2月に面接を受け、3月にロフトワークから内定をもらっていました。実際に働き始めたのは6月からです。5月末のギリギリまで前の会社で働いていました。

──ロフトワークを受けるきっかけは何だったんでしょうか。
中島
●転職サイトに登録していたところ、ロフトワークからスカウトメールが届きました。面白そうな会社だと思いました。会社の成り立ちが他の制作会社と全然違ったからですね。まず、ロフトワークは社内にクリエイターさんがいない。ディレクター集団で、日本最大級のクリエイターポータルサイトを運営しています。そのクリエイターサイトの登録クリエイターと連携して制作をしています。他では聞いたことがないビジネスモデルだと……。


──ロフトワークさんならではの制作手法ですよね。
中島
社内にクリエイターがいると同じ人にお願いすることになるため、毎回似たようなデザインに仕上がるという課題を前の会社で実際に感じていました。ロフトワークならサイトに登録されたたくさんのクリエイターさんの中から「このプロジェクトだったらこんなクリエイターさんにお願いしよう」と選べます。制作の幅が広がるようなロフトワークの仕事に魅力を感じたのです。また実際に面接で会ったディレクターや経営陣の話が面白く、入社を希望する決め手となりました。

──ロフトワークに入社してみて、いかがですか?
中島●仕事内容はまさに希望していたプロジェクトマネジメントをベースにしたWebディレクションでした。職場の雰囲気もすごく良くて、同僚や先輩と話をしやすいのはもちろん、社長や取締役にも気軽に相談ができます。会社でよくパーティを開催してはみんなで騒いでます(笑)。でも、仕事は真剣。クリエイティブをとことん追求していく姿勢はすごいと思います。楽しむときは楽しむ、やるときはやる
というメリハリのある会社です

──スタートはアシスタントディレクターから?

中島●はい、そうです。最初に関わったのは比較的大きな仕事で、あるサイトの多言語化でした。そのプロジェクトは先輩のチーフディレクターがメインディレクターを担当していて、その人のもとでプロジェクトの中のいくつかの仕事を担当しました。まずは、クライアントとのコミュニケーションから。しばらくの間はロフトワークの進め方に慣れるのに精一杯でしたね(笑)。ロフトワークではサイト制作にCMSを導入するケースが多いのですが、私はCMSそのものが初めてだったので……製品の特徴や操作を覚えるところから始めました。

──入社後初めての案件ということで、戸惑った部分などはありましたか?
中島●そうですね……。前の会社の研修で「本当のWebディレクション」だと思っていた仕事が、実際にできそうだなとは感じましたね。はじめのうちは全体を把握しきれないまま、つまみ食いしている感じでしたが、これが全部できるようになったら、すごく面白いだろうなとは思いました。

(取材・文:草野恵子  撮影:栗栖誠紀)

株式会社ロフトワーク
http://www.loftwork.jp/
「クリエイティブを流通させたい」という思いをきっかけに創業したロフトワーク。2000年にクリエイターコミュニティ「loftwork.com」を発足し、徐々にクリエイターに認知されることとなる。その後、受託制作を受けるようになり、案件にあわせて、社内のディレクターが登録クリエイターとヴァーチャルなチームを組み、プロジェクトを進行するというスタイルを確立させる。現在ではWebサイト構築から携帯コンテンツ、教育映像制作まで、さまざまな制作物を短期間で高品質に仕上げる制作会社として注目を浴びる。


ベネトンジャパン
Copyright© 2007- Benetton Japan Co, Ltd., All Rights Reserved.
http://www.benetton.jp/
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島津製作所
Copyright ©2008 Shimadzu Corporation. All Rights Reserved
http://www.shimadzu.com/
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A・ヒューマン
Copyright © 2002-2008 A-HUMAN Inc. All Rights Reserved.
http://www.a-human.net/
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次週は「第4話 当面の課題は“交渉術”です」についてお届けします。
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