自宅で出来る考古学体験「楔形文字を書いてみよう読んでみよう 古代メソポタミアへの招待」

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ギルガメシュ叙事詩、王の碑文、ハンムラビ法典など

自宅で出来る考古学体験「楔形文字を書いてみよう読んでみよう 古代メソポタミアへの招待」


株式会社白水社は、人類最古の文字の一つである楔形文字の読み書きを体験できる「楔形文字を書いてみよう読んでみよう 古代メソポタミアへの招待」を5月26日に発売した。A5変形判/127P/2,400円(税抜)。
今からおよそ5200年前、ティグリス、ユーフラテスの二つの大河が運ぶ良質の粘土に恵まれたメソポタミアで、人類は楔形文字を発明する。切った葦の茎を粘土板に押し付けるようにして刻んだこの文字は、それまで記憶に頼るしかなかった大量の情報を、時間や場所を超えて運び、古代オリエント世界(現在の中東地域)に広まった。

本書は、そんな楔形文字を実際に読み書きしてみようという一冊だ。遠く中東の地で生まれた楔形文字だが、実は日本語と同じような仕組みを持っている。日本語の五十音のように意味を持たず「音」をあらわす表音文字と、意味を持つ表意文字があり、その組み合わせで文章を綴るのだ。

入門編として、まず「音」をあらわす57文字の表音文字を学習する。それだけでも、自分の名前を書いたり、簡単な単語であれば読むことができるようになる。続けて漢字や数字、同じ音でもつづりが変わるもの、限定符の読み方などを学び、少し複雑な地名・人名・神の名前なども読んでみる。

後半ではギルガメシュ叙事詩、王の碑文、ハンムラビ法典などの実際の古文書が登場する。古代オリエント世界で共通語となっていたアッカド語を例にとり、発掘された粘土板に描かれた文字を一つひとつ読み解いていく過程は、考古学の魅力を肌で感じられる体験だ。巻末には「基本文字早見表」「同音異字早見表」も収録しており、他文献でも応用可能な一冊となっている。
基本の表音文字、57種

基本の表音文字、57種

粘土板に書かれた楔形文字を読み解く

粘土板に書かれた楔形文字を読み解く

出版社:株式会社白水社
価格:2,400円(税抜)
池田潤 著
URL:http://www.hakusuisha.co.jp/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560087474/mdndi-22/
2017/06/02/

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