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コラム

2017.9.11 MON

アップルの立場になって考える製品名、新型iPhoneの名称は何が相応しいのか?

2017年9月11日
TEXT:大谷和利(テクノロジーライター、AssistOnアドバイザー)

アップル恒例の秋の新製品発表イベントが、いよいよ目前に迫った。新型iPhoneのデビューは間違いないところだが、その正式名称については、この期におよんでも諸説入り乱れている。アップルの常で、本当に正しい製品名は、実際に発表されるまでわからないところがあるが、マーケティングや今後の展開を見据えた上で、アップルが採用すると思われる製品名を考察してみたい。


▷アップルの立場になって考えてみる

一部メディアに見られるような、根拠が薄弱な名前を既定路線のように使って、どこかのリークサイトの情報を引用する記事作りの在り方には、常々疑問を抱いてきた。本コラムではまず、論理的に考えることで、可能性の低いものを排除してみたい。そうすれば消去法によって、自ずから確度の高い名前は決まってこようというものだ。

もちろん、以下の推論によって導き出される名称が100%正しいという保証はないものの、今のアップルならばこのように考えるのではないかという道筋を辿ってみることは意義のあることだろう。

まず、初代iPhoneのデビューから10周年ということで、アップルが何か特別な「仕掛け」を用意して、やや踊り場感もあるiPhone市場を盛り上げようとするのは間違いない。イベント会場に、同社の新しい本拠地となるApple Park内のSteve Jobs Theaterが選ばれたことからも、それは確かである。

iPhone 7s/7s PlusとiPhone 8が併売されるという説は、今回の新型iPhoneをめぐる報道の初期によく見られた。しかし、これは自分がアップルを指揮する立場になったと仮定して考えれば、ありえない選択肢である。なぜなら、明らかに世代が異なることを示す名称を持つ新機種を2シリーズ同時に発表することに、マーケティング上のメリットを見出せないからだ。

これでは、iPhone 7s/7s Plusは発表された瞬間に旧型であることを意識させられることになり、そのような名称の機種を積極的に選ぼうという人はいなくなる。たとえ両者の価格差がそれなりにあったとしても、消費者の決断を鈍らせたり遅らせるような製品名の付け方は避けるのが順当だろう。

また、7s/7s Plusという名称をスキップして、一気にiPhone 8/8 Plusへと移行するという考え方にも難がある。確かに、筐体デザインの大幅な変更があれば、逆に7s/7s Plusと名乗ることに違和感が生じるが、アップルとしては、この秋の発表を盛り上げればそれで終わりではなく、来年のことも考えておかねばならない。

故スティーブ・ジョブズは、アップル復帰直後にMac OS 7.7となるべきOSを、Mac OS 8の名でリリースして大成功させたことがあったが、それは会社の経営状態がどん底にあったときの奇策であり、今のティム・クックがiPhoneで同様の策に出るとは考えにくい。今年は定例のマイナーアップデートモデルにiPhone 7s/7s Plusの名称を残し、iPhone 8は来年のメジャーアップデートまで取っておくと考えるのが自然である。


▷One more thingは、iPhone Edition?

おそらく、iPhone 7s/7s Plusは、全体的な性能向上を主眼とし、現行のiPhone 7/7 Plusのイメージを引き継ぐデザインを採用しつつも、筐体のバックパネルをガラス化して非接触充電に対応するような進化の方向性を採ってくるだろう。

その上で、iPhone誕生10周年を記念するための特別モデルを別に用意し、それが来るべきiPhone 8のプレビュー的な役割も兼ねるというシナリオは、十分に考えられるのではないだろうか。

iPhone全体のシェアを維持するために、メインストリームのモデルは現在の製造工程で生産しやすく、コストもそこそこ抑える必要がある。それが、iPhone 7s/7s Plusの役割だ。

一方で、アップルとしては、より先進的な機能を組み込みたくても、一定規模以上の量産の見込みが立つまでは踏み切れないという事情を抱えている。たとえば、現時点でも採用しようと思えばできるが、量産規模が限られてしまうような技術である。であれば、そのような機能を盛り込んだ特別なiPhoneを記念モデルとして限定販売し、本格的な量産体制が整う1年後にその特徴を継承するレギュラーモデルをiPhone 8としてリリースするというやり方は、理に叶っている。

このような特別モデルの名称は、10周年の意味でiPhone X(テン)とも取り沙汰されているが、それはどうだろうか? 命名法を変えない限りは数年先にiPhone 10が控えていることが明らかであるにもかかわらず、発音が同じモデル名を採用するというのは、合理的ではないだろう。Mac OS Xを最終的にmacOSへと名称変更したのも、結局は、Xとバージョンを示す数字がかち合うようになってしまったためではなかったか。

このような観点から考えると、個人的に最も可能性が高いと思われるのは、iPhone Editionという呼び方だ。これならば、Apple Watchで用いられている特別版、高級版という意味づけとも一致し、iPhone 7s/7s Plusとの関係においても、必要以上に世代の差を意識させずに済む。

以上は、あくまでも個人的な推測であり、蓋を開けてみるまではどこまで正しいかわからないものの、ライターの思考の一端を垣間見るという意味で興味深く感じていただければ幸いだ。



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[筆者プロフィール]
大谷 和利(おおたに かずとし) ●テクノロジーライター、AssistOnアドバイザー
アップル製品を中心とするデジタル製品、デザイン、自転車などの分野で執筆活動を続ける。近著に『iPodをつくった男 スティーブ・ ジョブズの現場介入型ビジネス』『iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化』(以上、アスキー新書)、 『Macintosh名機図鑑』(エイ出版社)、『成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか』(講談社現代ビジネス刊)。

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