二酸化炭素濃度を測定して換気タイミングを小鳥が知らせるエアモニター「Canairi」発売

2023.03.24 Fri2023.07.28 Fri

C H C ApSは3月24日、「Canairi（R）（カナイリ）」の発売を発表した。換気のタイミングを知らせるフレッシュエアモニター。3月24日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、18,168円（税込）からで販売する。なお本プロジェクトは5月7日で終了し、目標金額300,000円を大きく上回る2,951,575円の支援金を集めた。

Canairiは、北欧デザインの小鳥型エアモニターで、最新のテクノロジーを使用して、アプリ、光、音を一切使わずに換気するタイミングをお知らせする。室内の空気をモニタリングすることで、仕事の生産性を高め、快適な暮らしをサポートする。

二酸化炭素センサーを内蔵しており、室内の二酸化炭素レベルが1,000ppmを超えるとセンサーが働き、小鳥は気を失ったかのように下向きになる。窓を開けて換気し、二酸化炭素レベルが800ppmを下回ると、上向きに戻る。ユニークでかわいらしい仕組みは、炭鉱で有毒ガスを検知するカナリアからインスピレーションを受けて開発された。

ベースのカラーは白、鳥は黄色となっている。木製スタンドも付属しているので、壁掛けだけでなくデスクなどに置くこともできる。また、Makuake限定で2人のアーティスト、WakaruさんとAyumi Takahashiさんとのコラボレーション特別デザインを数量限定で提供している。通常版のCanairiのデザインはシンプルだが、特別デザインは華やかな柄と色合いで、空間ににぎやかな雰囲気を添えてくれる。機能性だけでなく、デザイン性も備わった限定品だ。

アーティストのAyumi Takahashi（アユミタカハシ）さんの特別デザイン

CanairiはDesign Educates Award 2022でプロダクトデザイン銅賞を受賞しており、機能とデザインに優れている。しかし実用性や美的な価値観だけでなく、製品素材にリサイクルプラスチックを使用し、環境にも配慮している。付属のUSBケーブルを使い、6カ月に1回充電することで使い続けられるエコ仕様だ。

一般的にエアモニターには様々な種類があり、アプリ、光、音などで換気のタイミングを知らせるものが多い。Canairiは「動き」によって知らせる、アナログな仕組みを採用しており、他の製品と一線を画していると言えるだろう。積極的に換気を行う習慣が身につくことで思考がクリアになり、想像力や集中力を高められそうだ。