Amazon Prime VideoやNetflixを家庭の大画面テレビで見られるデバイスとして人気が高いのが、Amazonの「Fire TV Stick」です。
テレビのHDMI端子に接続するだけで、Wi-Fiでこれら動画配信サービスを受信し、テレビでの視聴を可能にするこの製品、Amazonのセールでも定番の存在ゆえ、所有している人も多いのではないでしょうか。
今回紹介するのは、そんなFire TV Stickを、有線接続へと変換することで、通信を安定させられるスタンド型のアダプタです。
Fire TV Stickはワイヤレス接続ゆえ、Wi-Fiの帯域が混雑していると、映像が乱れたり、最悪の場合は配信が途中でストップすることもあります。特に2.4GHz帯しか利用できない環境では、電子レンジなどが干渉して、通信が途切れてしまうこともしばしばです。
またスポーツ中継のように、動きが激しい番組でも、こうした現象が起こる場合もあります。せっかくのクライマックスなのに画面がハングアップしたり、映像が乱れた経験のある人も多いのではないでしょうか。
こうした場合に本製品があれば、ワイヤレスの帯域に左右されることなく、安定して番組を受信し、視聴できるというわけです。
本体は、Fire TV Stickを上から差し込む台座部分にから、電源供給用のmicroUSBケーブルが伸びた構造になっています。ここにFire TV Stickを差し込み、背面のポートにLANケーブルを接続。さらにテレビとの間をHDMIケーブルで接続した後、USBケーブルを使って給電を行います。
見た目のケーブルが多いのでやや面食らいますが、LANケーブルが追加になったこと、またテレビのHDMIポートに直結していたのがHDMIケーブルを介して接続するようになったことを除けば、接続しているケーブルの数は実は変わっていません。またFire TV Stickそのものの使い方に、影響を与えることもありません。
Fire TV Stickには、本体側の設定でWi-Fiをオフにし、有線で接続するためのモードが用意されています。これを有効化し、問題なく映像が配信できていれば、きちんと本製品が機能していることがわかります。
こうしたFire TV Stick向けの有線LANアダプタは純正品でも販売されていますが、本製品は自前のHDMIケーブルで長さを調節できること、また立てて置けるのがメリットです。もっとも実際には、台座の部分がやや軽く、ケーブルに引っ張られて倒れてしまうこともあるのですが、設置の自由度の高さという意味では、本製品を選ぶ価値はあります。
価格は2千円半ば。本体であるFire TV Stickが5千円と安価なせいで、割高に見えてしまうのはこの製品にとっては不幸ですが、その実力はピカイチです。テレビの背面に直接Fire TV Stickを挿すと干渉する場合に、HDMI延長ケーブルを使うのではなく、最初からこちらを選んでおくのも、賢い選択といえます。
ちなみに本体直結のmicroUSBケーブルは、Fire TV Stickのモデルによっては、長さが若干短かったり、長かったりという問題があるようですが、実用上問題はありません。筆者が試した限りでは、今月発売されたばかりの「Fire TV Stick 4K Max」にも対応していました。
ネットワークの帯域不足のせいで、スポーツ鑑賞など、動きの激しい番組の視聴がままならなかった人や、通信の不安定さゆえFire TV Stickの利用をあきらめなくてはいけなかった人にとっては、救世主となる製品と言ってよいでしょう。
- DATA
製品名:DH-FTHDL01BK
実売価格:2,478円
発売元:エレコム
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B08W2JFW55/
2021.10.12 Tue