〜由来や歴史、開発経緯など〜
「シネマレター」について
シネマレターは、約30年にわたって映画の字幕を書き続けている職人の文字をもとに作られました。レトロな雰囲気があり、映画関係のチラシやポスターなどのデザインでは特に便利なフォントです。それ以外にも、映画の世界のような雰囲気の演出を狙ったり、あたたかみを強調したかったりするデザインなどで広く活用できます。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「シネマレター」の特徴
シネマレターの文字のデザインは、画線のところどころに隙間が空いていることが大きな特徴です。これは、映画の字幕用にフィルムへと文字を直接刻みつける際に、文字の版とフィルムを剥がしやすくするため、画線に隙間を開けたことに由来しています。
また、スクリーン上で見えやすくするために、映画字幕系の書体は文字の骨格の設計も独特です。シネマレターでは、それぞれの文字の画線の両端に、映画字幕の文字に特徴的な「筆止め」も加えられています。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
映画にまつわるデザインでまず思い付くフォントですが、そのほかジャンルを問わずに使うこともできる汎用性の高さを備えています。映画にちなんだ演出はもちろん、飲食店のメニューなどに使っても、雰囲気が出て意外にハマりやすいでしょう。
作例のポイント拡大
●書体名: | 「シネマレター」 |
●書体の分類: | 「デザイン書体」 |
●カテゴリ: | 「楽しい」「素朴」「レトロ」 |
- よく使われるシーン
本文、タイトル・見出し、書籍、雑誌、絵本、コミック、アニメ、パンフレット、商品パッケージ、飲食店のメニュー、ロゴ、ラベル、チラシ、POP、看板、サイン、WEB、バナー
〜書体スペックや収録製品〜
「シネマレター」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2023.10.24 Tue