〜由来や歴史、開発経緯など〜
「タカハンド」について
タカハンドは、たかデザインプロダクションの高原新一氏が手掛けた「タカ書体」の1つです。モリサワからは、まず1987年に写植用(※1)の文字として発売されました。その後はDTP用のフォントにもなり、ディスプレイや見出しやタイトルなど、さまざまな場面で個性的なフリーハンドスタイルのフォントとして活用されています。
※1) 参考ページ:モリサワ「文字を組む方法」の写真植字について
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「タカハンド」の特徴
膨らみのあるストロークとドット型のエレメントが特徴で、非常に個性的なデザイン書体です。ほのぼのとした温かみやリズム感を表現でき、明るくて親しみやすい雰囲気を出したいときには特に効果的です。
クセが強いフォントであるため、デザインの一部分のみで使用し、アクセントとして扱っても効果的でしょう。手書きをイメージさせ、まるで楽しげに語りかけてくるような身近な雰囲気も感じさせます。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
タカハンドは、ほのぼの、のんき、ポップといったキーワードを彷彿させます。作例で使用したウエイトHは、かなり太めのラインで構成されているので、タイトルや見出しなど大きめサイズでの使用が効果的です。ウエイト展開はL、M、DB、B、Hと5つあり、細いウエイトではキャプションなどでの利用もおすすめです。
- よく使われるシーン
タイトル・見出し、書籍、雑誌、絵本、コミック、アニメ、パンフレット、商品パッケージ、ロゴ、ラベル、チラシ、POP、看板、サイン、ディスプレイ広告、WEB、バナー、ベーシック
〜書体スペックや収録製品〜
「タカハンド」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2023.10.24 Tue