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2023.10.24 Tue

スッキリと1文字ずつ見やすい文字列を組むなら、
小さめの字面でベーシックな「游ゴシック体」

~<主要なオススメ用途>本文、タイトル・見出し、書籍など~

【游ゴシック体 作例】生活に密着した実用書の装丁

〜由来や歴史、開発経緯など〜       
「游ゴシック体」について

游ゴシック体は字游工房による「游書体」シリーズの1つで、同社での販売は2008年に開始されました。 “普通のゴシック体” がコンセプトで、長文でも読みやすいスタンダードなフォントです。ひらがなのデザインについては、游明朝体と一緒に使うことを想定して開発されているため、ひらがなは游明朝の骨格を参照して開発されています。

〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜       
「游ゴシック体」の特徴

游ゴシック体は、ゴシックMB101などと比べると字面が小さめです。テキストを組んだときに文字どうしの間にゆとりが生まれ、1文字ずつの識別性に優れた読みやすさが実現されます。漢字のふところはやや狭く、伝統的な文字の形へと近付けたデザインです。

游ゴシック体ファミリーは、7つのウエイトで構成されています。本文用の書体としてだけでなく、HやLなどのウエイトは見出しにも最適で、同じフォントで一貫性を保つことができます。

〜書体の活かし方やプロの視点〜       
制作デザイナーの解説コメント

作例では書名をアケ組みにして游ゴシック体の持ち味を強調し、「整理整頓」されているような効果を出す工夫をしました。游ゴシック体は、級数を変え、色を変え、密度(文字間隔)を変えても全ての部分でバランス良くレイアウトできます。ストレスがなく読みやすい、今の時代に必須のフォントです。

作例のポイント拡大

●書体名:「游ゴシック体」
●書体の分類:「ゴシック体」
●カテゴリ:定番
よく使われるシーン

本文、タイトル・見出し、書籍、雑誌、ビジネス、WEB、ベーシック

〜書体スペックや収録製品〜       
「游ゴシック体」の書体情報について

【游ゴシック体 R】書体見本
モリサワのフォント製品紹介
Morisawa Fonts       高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス
組込みフォント  産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス
TypeSquare 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス
         その他の収録製品はこちら

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Maniackers Design
デザイナー
Maniackers Design(マニアッカーズデザイン) 1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
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