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2023.10.24 Tue

フォーマルな宛名書などに最適なフォントとは?
オーソドックスな楷書体の「正楷書CB1」

~<主要なオススメ用途>本文、タイトル・見出し、書籍など~

【正楷書CB1 作例】フォーマルなお歳暮のラベル

〜由来や歴史、開発経緯など〜       
「正楷書CB1」について

正楷書CB1は、正統派の楷書体として開発されました。正確な筆法と力強い書風が特徴で、オーソドックスな楷書体です。楷書は4世紀頃に隷書が変化して誕生し、5~7世紀の唐の時代に完成し、洗練されました。印刷書体となってからも重要な文書に長く使われ続けています。正楷書CB1はその楷書体の1つの完成形とも言えるフォントです。

〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜       
「正楷書CB1」の特徴

正確な筆法と力強い書風で、格調高いフォントです。オーソドックスであるため使いやすく、礼節を重んじる場面でも安心して使用できます。線が太すぎないため、デザインを上品に仕上げる狙いがある場合にも最適です。

縦画は筆の入り方や太さで安定感があり、横画は凛々しくシャープな印象の右上がりのデザインに仕上げられています。ハネや止めなどもしっかりと丁寧に設計されており、正統派の筆書ならではの美意識を忠実に表現したフォントです。

〜書体の活かし方やプロの視点〜       
制作デザイナーの解説コメント

今回の作例のような制作物では、奇をてらう必要はありません。熨斗紙の宛名書きは手書きの文化が長くあり、今も手書きの対応をしているところが多いでしょう。そのような背景を考慮すると、正楷書CB1のような正統派の楷書体を採用するのは自然なことです。特に氏名の表記の部分は、楷書体での表記を推奨します。

作例のポイント拡大

●書体名:「正楷書CB1」
●書体の分類:「筆書体」
●カテゴリ:定番」「信頼感」「上品」
よく使われるシーン

ビジネス、挨拶状、書状、賞状、ベーシック

〜書体スペックや収録製品〜       
「正楷書CB1」の書体情報

【正楷書CB1】書体見本
モリサワのフォント製品紹介
Morisawa Fonts       高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス
組込みフォント  産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス
TypeSquare 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス
         その他の収録製品はこちら

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Maniackers Design
デザイナー
Maniackers Design(マニアッカーズデザイン) 1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
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