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2024.01.16 Tue

活字のような雰囲気の見出しを作るには? 滲み加工でアナログ感もある「秀英にじみ四号太かな」

~<主要なオススメ用途>タイトル・見出し、書籍、チラシなど~

【秀英にじみ四号太かな 作例】近代文学を題材とする演劇のチラシ

〜由来や歴史、開発経緯など〜       
「秀英にじみ四号太かな」について

秀英にじみ四号太かなは、2022年10月に提供が開始されたフォントです。平仮名と一部の記号類のみであった「秀英四号太かな」に、「秀英にじみ初号明朝」の漢字が組み合わせられています。ベースとなった「秀英四号太かな」は、大日本印刷の金属活字「秀英四号明朝太かな」を復刻した書体です。

〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜       
「秀英にじみ四号太かな」の特徴

ひらがなには太い筆で書かれたような力強いうねりがあり、クセの強さや重量感を与えつつ、見出しなどをしっかり強調できます。かな、漢字、英数字があらかじめ揃えられているため、合成フォントの作成の手間もかからずにスムーズに使えて便利です。

デザイン面の大きな特徴として、活版印刷に特有のインクの滲みが再現されています。雰囲気のある世界観を作り出すことができ、紙媒体はもちろん、Webや映像制作の現場でも有効です。

〜書体の活かし方やプロの視点〜       
制作デザイナーの解説コメント

このフォントの滲み加工は絶妙で、アナログらしさのある “墨溜まり” も表現されているため、独特な味わいが出ています。秀英シリーズはファミリーもたくさん増えてきており、常に愛用しているフォントです。今回の作例ではタイトル部分の文字をバラバラにレイアウトし、 “漂流している雰囲気” を演出しました。

作例のポイント拡大

●書体名:「秀英にじみ四号太かな」
●書体の分類:「明朝体」
●カテゴリ:定番」「力強い」「レトロ」
よく使われるシーン

タイトル・見出し、書籍、チラシ、ディスプレイ広告、WEB

〜書体スペックや収録製品〜       
「秀英にじみ四号太かな」の書体情報

【秀英にじみ四号太かな】書体見本
モリサワのフォント製品紹介
Morisawa Fonts       高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス
組込みフォント  産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス
TypeSquare 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス
         その他の収録製品はこちら

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Maniackers Design
デザイナー
Maniackers Design(マニアッカーズデザイン) 1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
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