〜由来や歴史、開発経緯など〜
「トンネル」について
トンネルは2013年に登場したフォントです。2023年の秋には、和文・欧文ペアカーニングと最新のIVSに対応したAP版フォントとしてもリリースされました。線画の重なる部分を食い込ませ、文字が立体的に見えるようにデザインされたフォントです。やや幼い印象で目を引きやすいため、特に子ども向けのシーンで活用されています。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「トンネル」の特徴
独特な立体感とともに、極太の丸ゴシック体をベースとした可愛らしさも魅力です。コミックやチラシのように、強いインパクトやポップな印象が必要とされるデザインで、高い効果を発揮します。
文字そのものの線の太さ(ウエイト)は1種類ですが、食い込みのための白いラインに「細線(Tighline)」と「太線(Wideline)」の計2種類があります。全体的には太めのフォントであるため、タイトルや見出しなど大きめのサイズでの使用がおすすめです。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
このフォントは立体感が面白く、まるで1文字1文字が愉快なキャラクターのようにも見えてきます。楽しい表現をしたい場合には、かなりの威力を発揮するでしょう。一般的な丸ゴシック体と併用しても面白く、コミックや絵本などでも見かけることが多いフォントです。
作例のポイント拡大
●書体名: | 「トンネル」 |
●書体の分類: | 「デザイン書体」 |
●カテゴリ: | 「楽しい」「派手」「可愛い」 |
- よく使われるシーン
タイトル・見出し、書籍、雑誌、絵本、コミック、パンフレット、チラシ、POP、WEB、バナー、教育
〜書体スペックや収録製品〜
「トンネル」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2023.10.24 Tue