〜由来や歴史、開発経緯など〜
「あおとゴシック」について
あおとゴシックは、2021年の新書体として登場しました。デジタルデバイスの画面上に表示される本文用に開発されたフォントです。名称は、天然砥石の「青砥石」に由来しています。漢字はTBゴシックをベースに字面や一部の字形が調整されており、従属欧文は同時リリースの Sharoa Pro がベースとなりました。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「あおとゴシック」の特徴
本文に最適な書体で、ニュートラルなゴシック体であることが特徴です。長文も自然に読めるような癖のない素直な印象の骨格を採用しています。字面が小さめに設計されているため、長文を組んでも圧迫感を与えません。
デジタルデバイス向けらしく、横組みで違和感のないデザインであることも魅力です。基本的には本文向けですが、ELからDBまでの5段階のウエイトのほかに、小見出しなどで使えるBウエイトとEBウエイトも用意されています。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
シンプルでスタイリッシュなので「本文向けでとても使いやすいな!」と感じます。シンプルでありながらも冷たい印象はなく、なだらかな曲線の影響で暖かみもありますね。今は画面表示に適した書体の需要も高く、これから多用されていきそうなフォントだと思います。
作例のポイント拡大
●書体名: | 「あおとゴシック」 |
●書体の分類: | 「ゴシック体」 |
●カテゴリ: | 「スタイリッシュ」 |
- よく使われるシーン
本文、タイトル・見出し、書籍、雑誌、パンフレット、チラシ、ビジネス、電子、WEB、バナー、デジタルデバイスの画面、説明書
〜書体スペックや収録製品〜
「あおとゴシック」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2024.02.19 Mon