〜由来や歴史、開発経緯など〜
「UD新ゴ コンデンス70」について
「文字のかたちが分かりやすいこと」「文章を読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」という3つのコンセプトに沿って開発されたモリサワUDフォントの1つです。UD新ゴをベースにしながら字幅を狭めたコンデンス書体(長体)で、限られたスペースに多くの情報を掲載しやすくなります。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「UD新ゴ コンデンス70」の特徴
膨大な情報の掲載が必須とされる食品の成分表示やパッケージの注意書きなどでは特に便利です。読み間違えやすいフォントでは大きなトラブルにつながりますが、ユニバーサルデザインに配慮されたフォントであれば誤読は多発しません。
フォント名の「70」は長体率を示し、このほかにもUD新ゴ コンデンスには90%から50%までの5段階があります。文字の変形で生じる画線の歪みが解消され、最適なバランスで整えられているため、長体でも読みやすいフォントです。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
作例はチューブ型のパッケージで、情報を掲載するスペースが極端に限られます。UD新ゴ コンデンス70を使うことにより、横組みで文字を並べることができているデザインです。各種の注意書きなどに使っても、文字を見やすいフォントと言えるでしょう。
作例のポイント拡大
●書体名: | 「UD新ゴ コンデンス70」 |
●書体の分類: | 「UD書体」 |
●カテゴリ: | 「スタイリッシュ」 |
- よく使われるシーン
本文、タイトル・見出し、雑誌、商品パッケージ、チラシ、ビジネス、電子、WEB、バナー、デジタルデバイスの画面、約款、注意書、ユニバーサルデザイン
〜書体スペックや収録製品〜
「UD新ゴ コンデンス70」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2024.02.19 Mon