〜由来や歴史、開発経緯など〜
「小琴 京かな」について
小琴 京かなは優しい印象を与える手書き系のデザインフォントで、2019年秋に提供が開始されました。同時リリースされた小琴 遊かなと共通する漢字で構成されています。小琴 遊かなが楽しい雰囲気のかな文字である一方、小琴 京かなにはレトロで素朴な印象のかな文字が採用されています。
〜書体の特徴からポイント、使われ方まで〜
「小琴 京かな」の特徴
力の抜けた優しい風合いが大きな魅力です。手書きの雰囲気をたっぷりと残しつつ、部分的に点のエレメントが丸の形で表現されているなど、楽しいアクセントも加えられた独特なデザインに仕上げられています。
かな文字はゆったりとした運筆で丁寧に書かれた印象です。漢字は始筆や収筆の部分にもやや丸みが持たせてあり、柔らかなイメージが強調されています。アンバランスな骨格であることも含めて、とても可愛らしい雰囲気を内包したフォントです。
〜書体の活かし方やプロの視点〜
制作デザイナーの解説コメント
ほど良い肉付きで柔らかい印象のフォントです。本文組みにも十分耐えうる設計だと思いますので、詩集や短歌集などにもバッチリはまりそうですね。ひらがなのデザインも素晴らしい。これまでありそうでなかったフォントだと感じますし、今後さらに人気が出そうです。
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●書体名: | 「小琴 京かな」 |
●書体の分類: | 「デザイン書体」 |
●カテゴリ: | 「素朴」「レトロ」 |
- よく使われるシーン
本文、タイトル・見出し、書籍、雑誌、商品パッケージ、看板、サインディスプレイ、挨拶状
〜書体スペックや収録製品〜
「小琴 京かな」の書体情報
モリサワのフォント製品紹介 | |||
Morisawa Fonts | 高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを好きなだけ使える、 フォントサブスクリプションサービス | ||
組込みフォント | 産業用製品のOSやゲームやデジタル教材などの各種アプリケーションに、直接データを組込んで使えるサービス | ||
TypeSquare | 閲覧側の端末に指定されたフォントが搭載されていなくても、制作側で指定したフォントを表示させるWebフォント配信サービス | ||
その他の収録製品はこちら |
- Maniackers Design
- デザイナー
- Maniackers Design(マニアッカーズデザイン)
1995年設立。群馬県高崎市を拠点に活動しているデザインスタジオ。多様なクライアントワークと並行しながら、アートワークの制作や展示も頻繁に行っている。Webサイトでは1998年の開設以来、オリジナルフォントの配布も長年行っている。オリジナルキャラクター「おたふくま ぽくぽく」のプロジェクトも展開中。
www.mksd.jp
www.pokupoku.info
2024.02.19 Mon