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2021.09.09 Thu2023.07.06 Thu

Photoshop逆引き辞典「切り抜き」編

画像を文字の形に切り抜く(文字の形で型抜きする)

Photoshopで画像を文字の形で切り抜く(型抜きする)方法を説明します。文字の選択範囲を作成して「レイヤーマスク」機能を利用すればワンクリックで文字の型抜きができます。

■使用する機能「選択範囲」「レイヤーマスクを追加」

1.画像の前面に文字を作成

まずはPhotoshopでベースとなる画像を開きます(図1)。

図1

続いてツールパネルから「文字ツール」を選択し(図2)、文字を作成します(図3)。

図2
図3。文字サイズや色などは適宜

2.文字の形の選択範囲を作成する

次にレイヤーパネルで文字のレイヤーを選択した状態で、選択範囲メニュー→“選択範囲を読み込む...”を選択したら、ダイアログボックスが表示されるのでそのまま「OK」をクリック(図4)。これで文字の形の選択範囲ができます(図5)。

図4
図5

※ちなみに、この「文字の形で選択範囲を作成する工程」のショートカットは、レイヤーパネルの文字レイヤーのサムネールをCommandキーを押しながらクリックです(図6)。

図6。この方法でも図5と同じ文字の選択範囲を作ることができる

3.「レイヤーマスクを追加」で画像を文字の形に切り抜く

この状態で、レイヤーパネルの文字のレイヤーを非表示にします(図7)(図8)。

図7
図8

続いてレイヤーパネルで背景レイヤーを選択し、パネル下部の「レイヤーマスクを追加」ボタンをクリック(図9)。これで画像を文字の形に切り抜くことができました(図10)。

図9。この時点のレイヤーの状態。「レイヤーマスクを追加」ボタンをクリックする
図10。選択範囲以外がマスクされた(隠された)結果、画像が文字の形で切り抜かれた(型抜きされた)

◾️背景の画像を移動させる

ちなみに背景の位置は移動可能です。レイヤーパネルで背景レイヤーの[レイヤーサムネール]と[レイヤーマスクサムネール]の間にあるリンクアイコンをクリックして(図11)、アイコンを非表示にします。あとはレイヤーサムネールを選択し、移動ツールで背景画像をずらすことができます(図12)(図13)。

図11。鎖の形をしているのが「リンクアイコン」
図12。下の図13と見比べると雲の位置が変わっていることがわかる。なおここでは背景画像の移動の具合を比べるためにバウンディングボックス(青の枠)を表示している
図13

以上、Photoshopで画像を文字の形に切り抜く(型抜きする)方法でした。

制作:マルミヤン 編集:編集部

作例制作

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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