Photoshopで画像を拡大・縮小する方法を説明します。単純に画像を拡大・縮小したい場合や、拡大・縮小を繰り返す場合などに［拡大・縮小］機能を使うと便利です。

1.［拡大・縮小］で画像を拡大・縮小する

Photoshopで変形する画像を開きます（図1）。ここでは操作の効果がわかりやすいように、画像と背景のレイヤーが分かれた画像を用意しました（JPEG画像など一般的な画像でも同様に変形可能です）。

レイヤーパネルで画像のレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を選択し、レイヤーをスマートオブジェクト化して変形を繰り返しても劣化しない画像データにしておきます。

続いて、編集メニュー→“変形”→“拡大・縮小”を選択。バウンディングボックスが表示されるので、コーナーハンドルをドラッグすると、縦横の比率を固定したまま拡大・縮小ができます（図2）（図3）。

2.自由な比率や数値入力で画像を拡大・縮小する

また、Shiftキーを押しながらハンドルをドラッグすると、縦横比を固定せず、自由な形に変更することができます（図4）（図5）。

Optionキーを押しながらドラックすると画像中心を固定した状態で変形することができます（図6）（図7）。

［拡大・縮小］のオプションバーの［W］（水平比率）と、［H］（垂直比率）の数値を入力して、画像を拡大・縮小することもできます。このときに縦横比を固定のリンクマークにチェックを入れておけば、縦横比を変えずに画像を変形できます（図8）（図9）（図10）（図11）。

以上、Photoshopで画像を拡大・縮小する方法でした。自由変形でも拡大・縮小は可能ですが、拡大・縮小の操作だけを繰り返す場合など、こちらの［拡大・縮小］機能を使うと効率的です。
制作：マルミヤン　編集：編集部