Photoshopで破線・点線を引く方法を説明します。ここでは破線を「ペンツール」で、点線を「ブラシツール」でそれぞれ作成します。

■使用する機能「ペンツール」「ブラシツール」

1.「ペンツール」で破線を引く

ペンツールを使用して破線を作成します。新規ファイルを開いてペンツールを選択し（図1）、オプションバーで任意の線の設定をします。ここでは、ツールモードを［シェイプ］、［塗り］はカラーなし、［線］は黒で10pxに設定（図2）。

さらに［線オプション］で破線を選択し（図3）、アートボード上をクリックして始点を作成して（図4）、ポインターをずらして終点になる部分をクリック。破線を引くことができました（図5）。

この時にShiftキーを押しながらドラッグすると、0°、45°、90°で直線を描くことができます（図6）（図7）（図8）。

2.破線の詳細を調整する

［線オプション］の［詳細オプション...］の設定で（図9）、より細かい設定が可能です。

線の端を丸型に変更したり、ここでは［線端：丸型線端］に設定（図10）（図11）、破線の数値を変えることで、任意の間隔の破線を作成することが可能です（図12）（図13）。

3.「ブラシツール」で点線を引く

ブラシツールを使用して点線を作成します。ブラシツールを選択して（図14）、オプションバーのブラシのアイコンをクリックして（図15）、ブラシ設定パネルを表示します。

ブラシの種類はぼけ足のない［ハード円ブラシ］にして（図16）、ここでは［直径：30px］に設定（図17）。

さらに［間隔］にチェックを入れて、ブラシのプレビュー画面を見ながら、任意の間隔に設定します。ここでは［間隔：120%］に設定（図18）。　

この状態でアートボード上をドラッグすると点線を引くことができます（図19）。

4.「ブラシツール」で引く点線の詳細を調整

この時にShiftキーを押しながらドラッグすると、最初にクリックした箇所が始点、ドラッグを離した場所が終点となる直線を作成できます（図20）。

ブラシの［直径］や［間隔］を変更することで任意の点線を作成することができます（図21）。

以上、Photoshopで点線・破線を引く方法でした。

制作：マルミヤン　編集：編集部