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2021.09.09 Thu2023.03.30 Thu

Photoshop逆引き辞典「図形」編

線(直線/点線)を引く

Photoshopで直線や点線を引く方法を説明します。線の作成はいくつか方法がありますが、ここでは最も簡単なラインツールを使った方法を紹介します。

■使用する機能「ラインツール」

1.直線を引く

Photoshopにはラインツールという線を引くための専用ツールが用意されているので、ラインツールを使えば簡単に直線が引けます。手順は簡単で、ラインツールを選択して(図1)、画面上をドラッグするだけで直線が引けます(図2)(図3)

図1。ラインツールは、長方形ツールなどの図形ツールの上にカーソルを合わせて長押しして、表示されたリストから選択する
図2。ラインツールを選択してドラッグすると上図のように直線のガイドが表示される
図3。ドラッグを離すと直線ができる

このとき、shiftキーを押しながらドラッグすると、0°、45°、90°の角度にスナップするので、任意の角度で直線を引くことができます(図4)(図5)(図6)

図4。shiftキーを押しながら横方向にドラッグすると
平行な線が引ける
図5。shiftキーを押しながら上にドラッグすると、
45°の角度の直線が引ける
図6。shiftキーを押しながら45°よりさらに上、垂直方向にドラッグすると90°の直線を引くことができる

作成した線の太さや色の設定は、画面上部のオプションバーで変更できます。[線]のマークをクリックするとスウォッチが表示されるので、任意の色を選択して線の色を変えることができます(図7)(図8)。線を引いた後でも作成したラインを選択した状態であれば、線の設定は変更可能です。

図7。ラインツールを選択した状態で、オプションバーの[線]をクリックすれば、スウォッチやカラーピッカー、グラデーションが表示されるので、線の色を変更できる
図8。線の色を黒から赤に変更した

線の幅は、オプションバーの[線]の右横の数値を入力する欄に、任意の数値を入力するか、下矢印を押すとスライダーが表示されるのでスライダーをドラッグして変更します(図9)

図9
ラインツールの[線オプション]設定時の注意点

線幅設定の右隣[線の種類]の項目では、[線オプション]の設定が可能です(図10)。ポイントは[整列]設定で[中央]または[外側]を選択しておくことです(図11)。ラインツールの場合は[整列]で内側を選択してしまうと、線が見えなくなるので注意しましょう。

図10
図11

2.点線を引く

続いて点線を引く方法を紹介します。先ほどと同様にラインツールを選択したら、オプションバーの[線の種類]をクリックして、表示された[線オプション]の中から[点線]を選択します(図12)

図12

あとは先ほどと同様に画面上をドラッグすると、点線が引けます(図13)

図13

点線の点のズレが生じる場合は(図14)、[線オプション]の下部の[詳細オプション...]を押して(図15)、表示された[線]ダイアログの[線幅]や[間隔]を調整しましょう(図16)

図14
図15。点線や破線の線幅や間隔は[詳細オプション]を選択して、表示された[線]ダイアログで設定する
図16。ここでは、点の間隔が均等になるように[線幅:0.05]、[間隔:2.53]に設定した

以上、Photoshopで直線や点線を引く方法でした。
●構成:編集部、マルミヤン ●制作:マルミヤン ●編集:編集部

作例制作

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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