今月の1年生デザイナー
川瀬亜美さん(中垣デザイン事務所)
水曜。名札作りも行います。
11:00 出社
今日も自転車で出勤。メールチェックなどを行ってから、『月刊プロマティマネジメント』の記事修正作業を開始します。
11:30 修正作業
修正作業完了。記事を修正したものを先方にお送りしたところ、さらに編集部から電話をいただく。写真は固めて配置してほしい、などいくつかの指示が入りました。掲載写真の優先順位も細かく教えてもらい、すぐに対処。クライアントさんと密にやり取りできるのは良いことですね。
14:00 お昼ごはん
坂田さんと都庁の食堂にお昼を食べに来ました。ここは32階。空気が澄んだ晴れの日は富士山が見えることもあるので、その眺めも楽しみのひとつ。今日はなぜか、話題が京都市立芸術大学の話になる。山の中に大学があってアーティストを多数輩出しているとのこと、「サッカーでいうブラジルみたいなところ!?」という結論に。行ったことはないけれど、想像してみてちょっと楽しい気分になる。帰りは新宿中央公園を経由して事務所へ。新宿中央公園は緑の少ない高層ビル街では貴重なエリアです。
15:30 修正作業完了
立て続けにやってくる修正作業などをこなしていきます。まだ目次のデータは到着していないのですが、少し先回りして目次のフォーマットを作って、準備万端。
17:00 「平凡社ライブラリー」色校の確認
平凡社の編集の方が「平凡社ライブラリー」の色校を持って来てくださいました。実際の色校が出てくると、イメージが随分変わってきている印象を受ける。指定の色は正しく出ているか……色校を確認していきます。
このように「平凡社ライブラリー」のデザインは、社長の中垣が担当させていただいてます。スタッフは画像の色味やトリミングを中垣と確認しながら、データに起こして行く作業です。ちなみに文字の部分は指示書を作成し、写植によって組まれています。
一方、旧版から「新装する」という仕事も担当しています。美術出版社の「カラー版」シリーズは、10~20年前に弊社でデザインを担当したもの。「増補新装版」を制作するあたり、主に中身の更新(表紙は少し手直しする程度)をお願いしたいという話を最初いただいたのですが、「時代に合わせて表紙を一新しよう!」という中垣の思いと、美術出版社の方々のご理解のもと、カバーリニューアルが実現しました。ビフォーアフターを比べてみると時代の変化を感じます。
ちなみに『世界服飾史』には横に長い年表が綴じ込まれているのですが、新装するにあたって、この年表のデザインをイチから起こし直しました。特色2色で刷るために2版に分け、Illustratorで起こすという作業。
19:00 名札作成
ひと通り、修正作業を終えました。作業の合間を縫って、ミームデザイン学校の名札を作成。出力してカッターで切って……完全に手作りです! 今週末は授業の他にも、生徒の自己紹介を中心としたオリエンテーションや、韓国・ソウルのデザインスクール Asia Creative Academy(ACA)との交流会、懇親会など、盛りだくさんの内容。交流会などでの席で円滑に話が進むよう、名札作りは重要なポイント。資料にも目を通して、週末に備えます。
鈴木一誌さんより、新刊の写真集が到着、しばし、みんなで鑑賞をする。昨年のミームでは、鈴木一誌さんの授業で「写真集づくり」の課題が行われました。授業ではこの写真集と同じ素材が用いられ、生徒はひとりひとり、それらを自身の解釈で編集、一冊の写真集にまとめあげました。
22:00 退社
23:00 帰宅
今日は早めにお風呂に入って寝る準備。同居人が買ってきていた漫画を物色してみる。共有の本棚があるので、何となく自由に貸し借りをしています。各自買ってくる漫画の趣味が違うのでおもしろい。