今月の1年生デザイナー
植木美也子さん(バスキュール)
火曜。「mixi Xmas」CMのオーディションに同行。
8:30 起床
10:00 オーディション準備開始
今年は初めて「mixi Xmas」のテレビCMを行います。今日はそのCMに出ていただく役者さんのオーディション、2回目となります。現時点で決まっている配役が「20代前半の女性」「20代の男性」「30代前半のキャリアウーマン」「40代サラリーマン or 司法試験を前にした20代前半男性」「20代半ばの女性陣3人組」 の7組。いずれも、mixiを頻繁に利用しているターゲット層に合わせているのですが、一部例外もあります。 この中の女性のキャスティングがどうしても決まらなかったため、2回目のオーディションとなりました。私はCM制作の現場は初めて、もちろんオーディションに同席したこともなかったため、とても勉強になる現場です。
CMの設定としては、数人の人たちが家や街角など、いろいろな場面でベルを鳴らしていくというシンプルなもの。「mixi Xmas」を通して、いろんな人と人との“つながり”を表すことをテーマにコンテが構成されています。監督は、あの辻川幸一郎さん! コーネリアスのPVなどを手がけていらっしゃる辻川さん、もともと好きな映像作家さんなので、とても嬉しいお仕事です。やわらかい雰囲気の辻川監督ですが、やはりオーラが違ってとても緊張します。
10:30 オーディション開始
カメラとテレビが配置されたシンプルな1室で、オーディションは行われます。先日も驚いたのですが、目で直に見た印象と、カメラを通してリアルタイムに映し出された映像の印象って、全然違うのです。辻川さんは「こういうシチュエーションで、こういう気分で携帯を手に取るところまでを演ってみてください」と、候補者に具体的な指示をだし、テレビ側に移っている映像をチェックしていきます。同じ「喜び」の表情を引き出すときでも、その候補者の年代やキャラ設定を瞬時に考えて「一度振られた、好きな子から付き合おうとメールが来たとき」「100万円、当選した通知が来たとき」「大切な娘から、お父さん頑張って、というメールが来たとき」など、事細かなシチュエーションを設定して、あまり候補者が緊張しないようにやわらかな口調で指示を出されていたのが印象的でした。そのシチュエーション設定と、場の雰囲気をなごませるような監督のコミュニケーション力にすこぶる感銘を受けました。
15:00 オーディション終了
いかにも、こびとが肩にのっていそうな新人のモデルさんを発掘! 既に「20代前半の女性」はスタイリッシュでかっこいい女の子が決定していたため、急遽「30代前半のキャリアウーマン」枠を、この小動物系の女の子に設定変更することに。最終的には全体的に若い層でスタイリッシュにみえる路線でいくことに決定しました。ベストなキャスティングに、辻川さんもバスキュール陣も大満足。今週末の撮影が楽しみです!
16:00 カフェに立ち寄り
オーディションが終わったあと、朴社長と澤山さんとで外苑前付近のカフェへいきました。今日のオーディションの感想や、最近の会社の世間話などをお話ししてほっこり一息。朴社長は多忙で、普段あまりお話しする機会がなかったのでとても貴重な時間でした。
19:30 話題のドラゴンクエスト展 in六本木ヒルズ
渡邊先輩(通称:ナベップ先輩)とパーティを組んでドラクエ展へレッツラゴー! 去年リリースされたmixiアプリ「the Actress」の開発など、私自身も最近はゲームアプリに関わることが多くなったため、勉強もかねて行ってまいりました。
まずは「ダーマーの神殿」で職業をえらびます。戦士・武闘家・僧侶・魔法使いの4つの職業から転職先を選べるのですが、私はデザイナーから戦士へ、ナベップ先輩はフラッシャーから僧侶に転職!? そして、力を合わせて竜王を倒しました。展示後半では、シナリオや、キャラクター草案、町やモンスターのデザイン画など、ドラクエファンにはたまらないドラクエの歴史と設定資料がてんこもり。全部アナログでファイリングされていて、とてもびっくりしました。 しかも、そのほとんどがノートの走り書きのようなラフな感じです。さらに歴代のゲームパッケージの原画も展示されていて……ナベップ先輩と「鳥山明SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!」ってことになりました。
22:00 LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)で呑んだくれる
ドラクエ展の熱もさめやらぬまま、ルイーダの酒場へ。ナベップ先輩が「ギガンテスのこんぼう」を食していました。
24:00 帰宅
とても充実した一日でした。