こんなオフィスで働きたい! 海外編 Evernote Corporation 第3話 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

こんなオフィスで働きたい! 海外編 Evernote Corporation 第3話

2024.4.21 SUN

【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

オフィス潜入リポート「こんなオフィスで働きたい!」

スピンオフ企画(海外編)Evernote Corporation 第3話



第1話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第1話(7月17日公開)

第2話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第2話(7月24日公開)

第3話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第3話(7月31日公開)

第4話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第4話(8月7日公開予定)


「すべてを記憶する」というキャッチコピーのもと登場したクラウドサービス「Evernote」。時間や場所を問わず、あらゆるアイデアやひらめき、体験、ドキュメントなどを、身近なデバイスで記録し、あとからいつでも引き出せるサービスである。サービス開始から5年、すでに6,500万以上のユーザーを獲得している人気オンラインサービスを手がけるEvernote Corporationの、ユニークなオフィスに潜入した。



web

Evernote Corporation

2008年、「Remember Everything(すべてを記憶する)」をコンセプトに、あらゆる情報を“記憶”し、いつでも引き出して活用することができるサービス「Evernote」をラウンチ。現在のユーザー数は6,500万人以上。シリコンバレーの企業としてはめずらしく「100年続く企業にする」ことを目標に掲げている。本社の所在地は、カリフォルニア州レッドウッドシティ。2010年には、500万人以上のユーザーがいる日本にも拠点を開設。CEOのフィル・リービンは親日派としても知られている。

https://evernote.com/







製品の発表直後や、Evernoteの5周年など、大きなマイルストーンを越えたときにはスタッフ全員でお祝い。ドリンクや軽食が振るまわれる

製品の発表直後や、Evernoteの5周年など、大きなマイルストーンを越えたときにはスタッフ全員でお祝い。ドリンクや軽食が振るまわれる



壁一面に描かれたチョークアート。「Remember Everything」とは、いうまでもなくEvernoteのコンセプトのこと

壁一面に描かれたチョークアート。「Remember Everything」とは、いうまでもなくEvernoteのコンセプトのこと



立ったまま仕事をしている人もいる。このデスクは高さ調節も可能。しかも電動で

立ったまま仕事をしている人もいる。このデスクは高さ調節も可能。しかも電動で



立った姿勢でマシンに向かう人たち。座りっぱなし、運動不足の解消にもいいが、サッとスタッフが集う宿り木のような場所でもある

立った姿勢でマシンに向かう人たち。座りっぱなし、運動不足の解消にもいいが、サッとスタッフが集う宿り木のような場所でもある



パーティションなどで区切られていないため、非常に開放感のあるオフィス

パーティションなどで区切られていないため、非常に開放感のあるオフィス

パーティションなどで区切られていないため、非常に開放感のあるオフィス




ユーザーによってEvernoteの使い方はさまざま



──「すべてを記憶する」という名のもとに誕生した「Evernote」が生まれたきっかけは?

 

●CEOのフィル・リービンは、ベンチャー2社の起業を経て、Evernoteをスタートしたのですが、以前の2社はいずれもエンタープライズ向けの製品を開発する会社だったのです。そして2社目を売却したのち、次なる起業の構想を練っている際に「今までは、他人のために製品を作ってきたから、今度は自分たちのために作ろう」と思い、それが形になったのがEvernoteなのです。ちなみにフィルは、以前から「忘れてしまいがちな人の記憶を助ける」サービスに興味があったそうです。


──現在のユーザー数について教えてください。

 

●全世界でのユーザー数は6,500万人を越えました。最も多いのは北米で、それに続くのが日本です。今年3月に500万人を突破しました。ユーザーの年齢層は多岐に渡りますが、特に多いのが30代と40代。用途もさまざまで、プライベートでもビジネスでも、ご活用いただいています。


──有料版と無料版とでは、アップロードできるデータ量が異なります。それ以外には、どんな違いがありますか?


●無料会員のままでも、ほとんどの機能はお使いいただけますが、プレミアム会員になると、特定の環境や目的で使う際により便利になります。


たとえば「オフラインノートブック」機能。これは通信環境のない場所でも、Evernoteを使用できる機能で、モバイル環境では不可欠です。ほかには、iOSやAndroidで「Evernote」をご利用いただく場合、アプリをロックして高いセキュリティを確保できる「PINロック」も便利でしょう。あとはノートブックを複数人で共有しながら編集できる機能もあり、グループやチームでプロジェクトの情報共有を行うのに便利です。また、Evernoteに保存したPDFやOfficeファイル(ExcelやWord)内を検索対象にできるようにもなります。


──幅広く利用できるEvernoteですが、どういった活用法が一番多いのでしょうか。

 

●「自分のメモをとる」「アイデアを書きとめておく」という使い方は多いようですが、必要な情報や保存したい情報は人により異なるもののため、本当に千差万別です。

ユニークな使い方としては、クローゼットの奥深くに収納するものをリスト化して、どこに何をしまったかをEvernoteに記録するという方がいました。季節ごとの洋服を撮影し、Evernoteに保存し、買い物に出た際に同じような服を買わないように振り返る方もいますね。


(取材・文:立古和智)


第1話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第1話(7月17日公開)

第2話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第2話(7月24日公開)

第3話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第3話(7月31日公開)

第4話はこちら >> 海外編 Evernote Corporation 第4話(8月7日公開予定)



twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在