第2話 30歳手前でWebデザイナーに転向 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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転職はゴールではない 3年目の壁、5年目の転機

“仕事の壁”は誰にでもやってきます。そんなとき、ほかのみんなは、どうしているのでしょうか? このコーナーでは、今まさに壁を乗り越えようとしている人、乗り越えて一歩先に進んだ人など、クリエイティブ業界でがんばる仲間たちが登場。これまでの失敗談・成功談や現在の課題、そして将来像を語ります。今の仕事に前向きに取り組み、階段を一段登るためのヒントが得られるはずです!


第6回 株式会社ソニックジャム 木村靖裕さんの場合


株式会社ソニックジャムの木村靖裕さんはグラフィックデザイナーの出身だ。まだDTPがさほど普及してなかった時期で、今となってはめずらしい版下制作の経験を持つ。その後“動くコンテンツ”に魅せられWeb制作を希望、28歳のときに1回目の転職を果たす。FlashもLightWave 3Dも、すべて独学でマスターしてきた彼の現在の職場は、2回目の転職で出会ったもの。自分の納得するクリエイティブをつねに追求した結果、転職という選択肢を選びとって来た木村さんに、これまでの軌跡、そして現在の仕事についてお伺いしました。


第2話 30歳手前でWebデザイナーに転向

──新卒時に入社した会社からWeb制作会社への転職を思い立ったきっかけは何だったんでしょうか。
木村●単純な話ですが、Webがやりたくなったんですよ(笑)。そう思い始めたのが、ちょうど2001年ごろ。きっかけは、当時、爆発的に知れ渡った中村勇吾さんの「MONO*crafts」でした。偶然それを見て本当に感動してですね……それまでインターネットは全然興味の範疇じゃなかったし、そもそも知識もなかったのに、そのインタラクティブなインターフェイスに強く惹かれました。当時、自分が仕事で関わっていた「紙媒体」というのは、音が出ることもなく、動くこともない。そのギャップにすごく衝撃を受けました。ただ動いてるんじゃなくて、ユーザーの動きに反応するじゃないですか。そこにすごく衝撃を受けたんですよ。今じゃ当たり前なんですけど……。それで、まずはWebを知らなきゃということで、転職を決意しました。

──転職を決意された頃は、もう既に28歳だったんですよね。
木村●そうですね。仕事に不満があったわけでもないのですが、その頃、自分が働いていた会社は典型的な印刷&デザイン会社だったので、Webへの対応などは全然視野に入れていない、当然ながらWebの仕事はゼロでした。でも、転職をするにもまったくWeb制作の経験がないということではちょっと難しいなと思いまして、まずは「できる」ことをアピールするために、個人的な作品をいろいろとFlashを使って、作ってみました。制作期間は2ヵ月くらい。で、その個人的なサイトが偶然マクロメディアのサイトで紹介されまして……。

──それはすごい。
木村●とにかく当時はまったく実績がなかったので、みんながチェックしているサイトに自分の作品が載って目に止めてもらえれば、就職にも有効だと思って……すぐに紹介していただけてよかったです。狙い通り、就職活動でも「見たことある」と言ってもらえました。気に入ってもらったかどうかはわからないですけど……「気持ち悪い」って言われたことはありますね(笑)。

──……「気持ち悪い」とは!? その転職活動用の個人サイトは、どんな内容のものだったんですか。
木村●自分の顔を3Dでモデリングしたものが出てきて、しゃべったりするんです。3DのソフトはLightWaveを使ってました。ただ、当時はまだFlash 4なので、そんな複雑なものではないんですけど……。マクロメディアでサイトを紹介していただいたりして、そこで「俺はWebでも行けるんじゃないか」と思ったふしもありますね。でも、周りの友達には「もう28歳なのに転職して大丈夫?」「ちょっと無謀じゃない?」と言われましたよ。僕自身は軽く考えてたんですけどね。まあなんとかなるよ、みたいな(笑)。

──転職活動はどんなふうに?
木村●2社目に受けた会社が、当時100人くらいの社員がいる規模で、映像部門やスタジオを自社で持って手広くやっていたので「ここならいろいろできるんじゃなかろうか」と思いまして。それで、その会社に転職することを決めたんです。

──最初からWebデザイナーとして採用されたのでしょうか。
木村●そうです、一応デザイナーという肩書きで、担当はFlash関係の案件が中心でした。当時はHTMLとかスタイルシートの知識の方が足りなかったということもあって、Flashの案件が多かったですね。

(取材・文:草野恵子  撮影:谷本夏)


株式会社ソニックジャム
http://www.sonicjam.co.jp/
2001年の設立当初より、企画・情報構築・デザイン・システム開発などWebサイト構築をトータルで手がけるソニックジャム。これまでにビジネス・セールスプロモーション、コーポレートサイト、会員向けウェブサービス、イントラシステム開発など多くのWebサイトを制作してきた実績をもつ。フォト・イラストクリエイティブに主軸を置いたビジュアルコミュニケーションや、FlashとDB連動のリッチクライアントアプリケーション開発などを得意とする。


ソニックジャム(自社サイト)

http://www.sonicjam.co.jp/

GROWING UP WITH SEplus

http://web-director.jp/

ニチレイ アセロラドリンク「恋する国から。」

http://www.nichireifoods.co.jp/topics/acerola/

次週は「第3話 The FWAで取り上げられ、自信を深める」についてお届けします。
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