第3話 The FWAで取り上げられ、自信を深める | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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転職はゴールではない 3年目の壁、5年目の転機

“仕事の壁”は誰にでもやってきます。そんなとき、ほかのみんなは、どうしているのでしょうか? このコーナーでは、今まさに壁を乗り越えようとしている人、乗り越えて一歩先に進んだ人など、クリエイティブ業界でがんばる仲間たちが登場。これまでの失敗談・成功談や現在の課題、そして将来像を語ります。今の仕事に前向きに取り組み、階段を一段登るためのヒントが得られるはずです!


第6回 株式会社ソニックジャム 木村靖裕さんの場合


株式会社ソニックジャムの木村靖裕さんはグラフィックデザイナーの出身だ。まだDTPがさほど普及してなかった時期で、今となってはめずらしい版下制作の経験を持つ。その後“動くコンテンツ”に魅せられWeb制作を希望、28歳のときに1回目の転職を果たす。FlashもLightWave 3Dも、すべて独学でマスターしてきた彼の現在の職場は、2回目の転職で出会ったもの。自分の納得するクリエイティブをつねに追求した結果、転職という選択肢を選びとって来た木村さんに、これまでの軌跡、そして現在の仕事についてお伺いしました。


第3話 The FWAで取り上げられ、自信を深める

──そもそもFlash自体はどのように習得されたのでしょうか。
木村●独学ですね。本を読んだりして、自分で実際に触りながら覚えていきました。Flash自体を習得するのにはそんなに時間はかからなかったと思うんですけれども、3Dのソフト・LightWaveはえらく時間がかかりましたね。LightWaveは、自分の顔写真を使ってうまく動くように作ったんですけど、かれこれ3カ月くらいかかったような気がしますね。

──3カ月というのはかなり短期間に感じますけど……。転職した会社では、当時Flashを中心に担当されているデザイナーさんは何人くらいいらっしゃったのでしょうか。
木村
●4人くらいじゃないですかね、入った当時は。数百人単位の会社ですけど、Flash専門のデザイナーは少なかったです。会社の特性上、どちらかというと大規模なサイト構築の方が多かったからだと思います。


──その会社でご担当されたサイト制作の中で、いちばん印象に残っているのはどんなお仕事でしょうか。
木村●ある住宅メーカーのユーザー参加型のサイトを作ったのが、自分にとってはターニングポイントでしたね。2004年頃に作ったもので、今見るとたいしたことないんですけど、当時としては新しい部分はけっこうあったと思います。それで、The FWA(Favourite Website Awards/http://www.thefwa.com/)に取り上げていただいて。それまでそんなに対外的に評価を受けることって、会社のチームで作ったものではそんなになかったんですね。……初めてだったんじゃないかなと思います。意外にそれが自信につながったような気はしますね。社内で話題になったかどうかはわからないですけど、対外的な評価はけっこう高くて……。それで「あ、けっこうできるじゃん、僕ら」みたいな(笑)。初めてそんな風に自信が持てた仕事でしたね。クライアントサイドでも、最初は予算が低かったんですけど、以降は予算がけっこう上がっていったんですね。アクセスがかなりあったと聞いています。


──それは素晴らしいですね
。このコンテンツはゲーム性のある、インタラクティブなものですが、もともとゲーム好きでいらっしゃったんですか?

木村●好きですね。それで3Dの道に進んだのかと聞かれるとちょっとわかんないですけど、ゲームっぽいコンテンツは確かにもともと好きではありましたね。ゲームは全般好きですよ。どっちかというとRPGとかよりもアーケードにあるような、自分で飛行機を操縦したりするようなシミュレーションものが好きですけどね。子どもの頃からファミコンとかも好きでしたね。

──シミュレーションも奥行きのある、いわゆる3Dコンテンツではありますね。インタラクティブで奥行きのあるコンテンツに惹かれていったのはどの時点だったんでしょうかね。
木村●具体的にはわからないんですけど、多分Webに興味持ったのと同時だと思うんですけどね。誰かが操作できるインタラクティブなデジタルコンテンツを自分が作るということを、全然想像してはいなかったんですけどね。それまでは絵や印刷のグラフィックが中心だったわけで、印刷などはすごくお金かかったりするけど、そんなに手順自体は複雑ではないじゃないですか。でも、インタラクティブなものというのは、もうちょっと、いわゆるロジックの部分……プログラム的なものがけっこう重要じゃないですか。それを自分がやることになるというのはまったく考えてなかったんですよね。

───映画も3Dが使われてどんどん発展していきましたけど、そういったものにもご興味があったのでしょうか。
木村●そういうのを観るのは好きは好きなんですけど、やっぱり誰かが動かせられる、インタラクティブなコンテンツかどうかというのは、けっこう大きな差かなとは思ってます。

───やはりインタラクティブなものが気になるわけですね。
木村そうですね。それで、その同じ住宅メーカーさんのお仕事で、その次に担当したシミュレーション系のコンテンツも、かなり自分の中では、またひとつの分岐点みたいな感じになりました。2006年末にやった仕事なんですけど、その翌年のアドアワードで賞をいただいて……「これはいける!」と、またそこで思いました(笑)。

(取材・文:草野恵子  撮影:谷本夏)


株式会社ソニックジャム
http://www.sonicjam.co.jp/
2001年の設立当初より、企画・情報構築・デザイン・システム開発などWebサイト構築をトータルで手がけるソニックジャム。これまでにビジネス・セールスプロモーション、コーポレートサイト、会員向けウェブサービス、イントラシステム開発など多くのWebサイトを制作してきた実績をもつ。フォト・イラストクリエイティブに主軸を置いたビジュアルコミュニケーションや、FlashとDB連動のリッチクライアントアプリケーション開発などを得意とする。


ソニックジャム(自社サイト)

http://www.sonicjam.co.jp/

GROWING UP WITH SEplus

http://web-director.jp/

ニチレイ アセロラドリンク「恋する国から。」

http://www.nichireifoods.co.jp/topics/acerola/

次週は「第4話 実験的なことはつねにやっていきたい」についてお届けします。
 
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