只今流行中!デザインの筋トレ『観察スケッチ』でどこが鍛えられるの?
TEXT:MdN Design Interactive編集部
今「観察スケッチ」というハッシュタグが、デザイナーさんたちの間で流行っています。最近では、観察スケッチをするイベントまで行われているほどです。紙とペンさえあれば誰でも手軽に始められるデザインのトレーニング。なんとなく始めるのはもったいないので、しっかりとポイントを抑えて鍛えましょう!
そもそも観察スケッチとは?
観察スケッチは、今年の3月にOFFRECO代表のヤマシタさんが投稿した、下記の記事をキッカケとなって注目されています。
▶ デザインの筋トレ〜伝説の世界的デザイナーに教わった観察力を磨くとっておきの訓練法〜|ヤマシタマサトシ(OFFRECO/インテリアデザイナー)|note
方法はとてもシンプルで、対象のモノをよくみて観察し、形状のスケッチをしつつ、気づいた点や情報をひたすら紙に書き出していきます。
【情報収集力を鍛える】絵が上手さは気にしない!情報量の多さが◎
でも、観察スケッチで絵の上手さは関係ありません!
大事なのはいかにその対象物から多くの情報を読み取れるかにあります。
「正面だけではなく、裏側はどうなってる?」
「この素材はざらざらしてるだけじゃなくて何か意味があるのかな?」
「どうしてその形状なの?色なの?」
と、いろんな疑問も浮かんできて、普段は気にしない部分を深く掘り下げていくのも、観察スケッチの楽しいところです。
【継続力を鍛える】5分でもOK!毎日の継続が大事
体を鍛えるのもそうですが、一回やっただけで成果は期待できませんよね。
観察スケッチも日々の積み重ねが大事になってきます。
それには習慣化することが肝になってくるので、例えば
・使いやすいツールを見つける
・時間を決める
など、自分なりのツールやペースを見つけてみましょう!
じつは制作の現場でもそうですが、習慣化もプロトタイピングのように、「ちょっと違うな」と思ったら無理せずに改善していくことで続けやすくなります。
ここまでで、「情報収集力と継続力が鍛えられるのはわかったけど、どうしてそれがデザインを鍛えることにつながるの?」と疑問に思った方もいますよね。
デザインは世の中へ何かしらの情報や物事を整理してアウトプットすることです。そして、質の良いアウトプットには、もちろん質の良いインプットが必要になってきます。
昨今では、スマートフォンを使って検索するだけで、誰でも大量に情報を入手することができます。その“誰でも”は一般的なモノの見方です。クリエイティブなアイデアや発見は、そんな一般的とは別の角度から、情報を吟味することで生まれてくるものではないでしょうか。
日頃から常にアンテナを張っておく【継続力】。
ちょっと小難しい話になってしまいましたが、観察スケッチの一番の利点は「誰でも・いつでも始められる」ことにあります。
今日からあなたもデザインの筋トレ『観察スケッチ』をはじめてみませんか?
・デザインの筋トレ〜伝説の世界的デザイナーに教わった観察力を磨くとっておきの訓練法〜
・#観察スケッチ(Twitter)
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