楽天モバイルは、通話・メッセージ・SMSを使えるアプリ「Rakuten LinkアプリiOS版」において実施予定だった仕様変更を延期している。
「Rakuten LinkアプリiOS版」の変更は当初6月15日に実施される予定だったが、6月24日に延期となり、さらに6月24日当日になって発表があり、6月24日に変更は行われず、実施の日時は「正式な日程が決まり次第のご案内」となった。
今回の仕様変更により、「Rakuten Linkアプリで海外で着信(電話をうける)」「Rakuten LinkアプリiOS版でメッセージを送信する 」という2パターンにおいて、これまで無料だったのが有料になってしまうケースが発生する。
iPhoneを使っているユーザーにとっては楽天モバイルに対して不満が向いてしまうところだが、おそらくこれはiOSやアプリストアApp Storeを提供しているApple側からの働きかけがあったものと思われる。
楽天モバイルは4月からiPhoneの取り扱いを開始したばかりで、Appleの意向に逆らえないという事情があり、実際、同様の機能を提供しているAndroid版では仕様変更の予定は発表されていない。
Appleは本国アメリカで反トラスト法(独占禁止法)の改正案の動きがあり、正規ストア以外からアプリをインストールすることに対して強烈に反対する姿勢を明らかにしている。
また、EU(欧州連合)でもApp Storeの独占を規制する動きがあったり、人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」の開発会社 米エピックゲームズは、高額なプラットフォーム利用料を嫌ってAppleを反トラスト法違反だと訴えている件もある。
AppleはiPhoneやMacなどのハード、そしてApp Storeなどのソフト、Apple Musicなどのサブスクリプションサービスでユーザーを囲い込む戦術をとっているが、世界各国での規制が強化されれば、方針の転換を余儀なくされるだろう。
発表資料
URL:https://network.mobile.rakuten.co.jp/information/news/service/647/
2021/06/28