株式会社ケンコー・トキナーは、2021年12月3日（金）に「KODAK インスタントカメラプリンター Mini Shot Combo 2」の販売を開始する。本体カラーバリエーションはイエロー/グレーとホワイト/グレーの2色で、想定価格は各17,600円（本体 各16,000円＋税10%）。

本製品は、スマートフォンやタブレットとBluetoothで接続し、端末に保存された写真を出力できるモバイルプリンタだ。4パスの昇華型プリント方式が採用されており、インクリボンの塗料を昇華させて、平滑性の高い紙の上に塗料を転写。イエロー、マゼンタ、シアンのカラー染料が用いられ、最後にオーバーコートでラミネート加工が施される。

1色あたり256レベルで、合計約1,670万色の出力に対応。プリントサイズは54×86mmで、カートリッジペーパーには別売の「KODAK ペーパーカートリッジ MC-30」（10枚×3カートリッジ）を使用する。

これだけであれば一般的なモバイルプリンタとそれほど大きな違いはないが、さらに本製品の個性的な特徴は、本体に撮影機能も搭載されていること。有効画素数1,000万画素、焦点距離25.4mm（35mm判換算）のカメラ機能で撮影すれば、スマートフォンがなくても“その場で撮って、その場でプリント”を実現できる。

これは言わば、モバイルプリンタとインスタントカメラを一体化させたような製品。本体には、撮影用のフラッシュや1.77インチモニター、さらには“自撮りミラー”も実装された。筐体のサイズは約133.7（幅）×79.5（高さ）×26.2（奥行）mm、重量は約255gで、充電には付属のmicroUSBケーブルを使用。なお、本製品は“撮影機能”を備えたモデルではあるが、内蔵メモリにユーザー使用領域がないことには注意が必要となる。

株式会社ケンコー・トキナー
価格：オープン
URL：https://www.kenko-tokina.co.jp/
2021/12/03