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ブラックコーヒーなのに赤の缶? UCCの新商品 赤いBLACK缶コーヒーの斬新な配色に注目

2023.04.28 Fri

UCC上島珈琲株式会社は、新商品「UCC BLACK無糖 New Ground Fruity Blend 缶185g」の展開を開始した。その斬新な「缶の色」が話題となっている。

本商品は「UCC BLACK無糖」シリーズの新ラインナップで、主なターゲットは40〜50代の男性。「赤いBLACK」というキーワードを掲げ、「無糖のブラックコーヒーなのに赤の缶」が採用されている。

斬新な赤の缶を採用した無糖ブラックコーヒーの新商品

本来、ブラックコーヒーは「黒」のイメージが圧倒的に強い。これまで同社の「UCC BLACK無糖」ブランドでも、缶の配色には黒がメインとして用いられてきた。

新登場の「New Ground Fruity Blend」は、チェリーのようなフルーティーな香りと力強いコクを追求した缶コーヒー。ブランドのこだわりである「レギュラーコーヒー100%、香料無添加」は踏襲しつつも、新たな挑戦が行われた商品だ。その「チェリー」の味覚を前面に押し出すため、あえて「赤の缶」が採用されている。

同時に、「違いを味わう」という商品コンセプトを体現する意味でも、「赤」の採用は理にかなっている。「赤」から想起されやすい抽象的なイメージは、「情熱」「活気」「革命」など。赤のパッケージは、この商品が「これまでとはひと味違う」革新的なものであるとのアピールにもつながる。

本商品は4月10日(月)から全国のコンビニエンスストアで先行販売が開始された。実際に陳列棚で目にした人からは「画期的だ」「斬新で素敵」という感想があがる一方で、「脳がバグる」「急いでいるときには間違えて買っちゃいそう」といった戸惑いの声も聞こえる。

これまでの慣習を大きく変え、既存の概念をくつがえすことにはリスクも伴う。たとえば、ステレオタイプな配色を避け、トイレの標識で「男性用に赤」「女性用に青」を選んだ場合。色選びは自由なので、究極的には「それも1つの正解」ではあるが、十分な説明がされていないと利用者に困惑をもたらす。

いわゆる「脳がバグる」タイプの配色の例
補足としての文字情報が入ると多少は見え方が変わる

「UCC BLACK無糖 New Ground Fruity Blend」の一般販売は、5月22日(月)からスタートする。9月までの期間限定での販売を予定。ブラックコーヒーの缶のデザインに大きな一石を投じた「赤いBLACK」が、狙い通りに消費者にも受け入れられて浸透するのかどうか注目が集まる。


UCC上島珈琲株式会社
URL:https://www.ucc.co.jp/black/
2023/04/27

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