メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)は、YouTube公式チャンネルで「ドラ トーザンのパリ・ミュゼ散歩」の配信を開始した。第1回の動画では、2022年にリニューアル・オープンしたフランス国立図書館(BnF)の魅力が紹介されている。
MMMは、国内外のミュージアムグッズやアートグッズなどを展示販売している銀座の施設。2013年5月に現在の名前に改称してリニューアル・オープンした。フランス国立美術館連合(RMN)と大日本印刷株式会社(DNP)の共同プロジェクトとして開設されたメゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス(MMF)を前身としている。
新たなYouTube番組の「ドラ トーザンのパリ・ミュゼ散歩」には、エッセイスト/国際ジャーナリストのドラ・トーザン(Dora Tauzin)氏が出演。同氏はソルボンヌ大学、パリ政治学院を卒業し、国連本部広報部に勤務した。NHKテレビ「フランス語会話」への出演をきっかけに日本に住むようになり、日本とフランスの架け橋として精力的に活動している。
第1回目の動画で紹介されたフランス国立図書館は、1721年の創設以来、初めてリシュリュー館の全館改修を実施した。以前は研究者などの一部に入場が制限されていたが、リニューアル後には新たなミュージアムも設置。デジタル技術も活用しながら、貴重なコレクションや資料などを広く公開している。
DNPは、このフランス国立図書館の取り組みに賛同し、技術メセナパートナー企業として、アジアで唯一プロジェクトに参画。デジタル化や展示システムの開発を担当し、新たなリシュリュー館内でデジタル鑑賞システムの設置や公開を担った。今回の動画では、リニューアルでさらに門戸が開かれたフランス国立図書館について、さまざまな写真やフロアMAPも交えながら紹介している。
本動画は、パリの魅力の一端に触れることができ、これからフランスを訪れたいと考える人にも参考になりそうなコンテンツだ。さらに、動画内でドラ・トーザン氏が語る背後に見える、ぎっしりと書籍が並べられた本棚にも注目したい。
実はこの撮影場所は、MMMのB1Fにあるライブラリ。そこには1,000点以上の蔵書資料が所蔵されている。ライブラリでは、世界の美術館・博物館のさまざまな情報を無償で提供中。国内外の展覧会カタログや美術館ガイドをはじめ、芸術に関する資料を自由に閲覧できる。
分からないことや相談などがあれば、気軽にスタッフへの声掛けも可能。“世界の芸術にゆっくり浸れる場”として、YouTubeの配信とともにぜひチェックしてみることをおすすめする。
メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)施設概要
住所 | 東京都中央区銀座7-7-4 DNP銀座アネックス | |
問い合わせ | 03-3574-2380 | |
開館時間 | 11:00〜19:00 | |
休館 | 日曜・祝日・年末年始、3月末日、9月末日 *B1Fライブラリは、月曜休館 |
「ドラ トーザンのパリ・ミュゼ散歩」 配信場所:YouTube「銀座MMMチャンネル」
URL:https://www.youtube.com/@ginzammm
大日本印刷株式会社(DNP)
URL:https://www.mmm-ginza.org/top.html
2023/08/17