公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)の主催による「日本パッケージデザイン学生賞2024」の入賞作品が発表されました。専門学校日本デザイナー学院3年生の伊東未夢さんの作品「あ〜んニマル」が大賞に選ばれています。
2022年に始まった学生デザインアワード
「日本パッケージデザイン学生賞」は、パッケージデザインの新しい魅力や価値を、学生とともに発掘・伝播していくことを目的にしたデザインアワードです。2022年の第1回から毎年開催されており、今年度で第3回目を迎えました。
作品のデザイン性や創造性が審査され、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員の厳正な審査を経て、各賞が選出されます。SDGsなどの影響もあり、パッケージデザインに対する世間の関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校だけでなくパッケージデザインに興味のある学生であれば誰でも参加できることも特徴です。
開封することで動物の顔が完成するデザイン
第3回となる「日本パッケージデザイン学生賞2024」では、「かわる」がテーマのパッケージデザインのアイデアが募集されました。全国の大学・専門学校から744点の応募が寄せられています。
大賞に選ばれたのは、伊東未夢さん(専門学校日本デザイナー学院)による「あ〜んニマル」です。お手拭きのパッケージで、動物の顔がデザインされており、開封すると表情が「かわる」仕組みになっています。
このデザインでは「可愛い動物に餌をやりたくなる」という行動心理を利用し、使用済みのお手拭きを袋に戻すことを促す効果も狙っているそうです。飲食店で料理が運ばれてくるまでの待ち時間に、子どもの遊び道具としても機能します。
計30点の入賞作品のリストは特設サイトで公開
大賞の受賞作である「あ〜んニマル」は、そのアイデアが審査員たちに高く評価されています。JPDA理事長の信藤洋二氏は「世界の動物が描かれた紙おしぼりは、ゴミを散らかさず安心して片付けられる実用性が良く考えられている」「子どもにも分かる動物のグラフィックは親しみやすさがあり、手を拭いたおしぼりを口の中にしまいたくなる仕掛けにより、デザインと社会性を両立した大賞に相応しい作品だ」とのコメントを寄せていました。
本アワードでは、大賞のほかに、金賞2点、銀賞2点、銅賞2点、企業賞6点(フジシール財団賞/寿精版印刷賞/大商硝子賞/竹本容器賞/ツジカワ賞/レンゴー賞)、審査員特別賞17点が選ばれており、計30点の入賞作品が決まりました。入賞作品のリストはJPDA学生賞サイトで公開中で、ビジュアルは今後にJPDA学生賞の公式Instagramで公開予定です。
* * * * * * * * * *
入賞作品は、隔年で刊行されていて2025年5月に発行予定の「年鑑日本のパッケージデザイン」にも収録されます。学生の柔軟な発想による「かわる」パッケージのアイデアの数々に注目です。
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)
URL:https://student.jpda.or.jp/
2024/11/26