パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグは、AIが自動で消費者に好まれる商品パッケージデザインを生成するAIサービス「パッケージデザインAI」を、9月30日から提供開始すると発表した。

本サービスは、画像素材をアップロードするだけでAIがデザイン生成を開始し、同時に920万人分の消費者調査のデータを元に、消費者が好むデザイン案をAIが選び出す。

この上位デザインを元に、さらにデザインを生成し『デザイン生成と評価』を繰り返し行って優れたデザインを作り出し、最終的に1,000案の中からTOP100を表示。

生成デザインは、「おいしそう」「かわいい」「シンプル」「高級感・上質感」など19のイメージワードでランキングでき、商品のコンセプトに合致したデザインを選べる。

これまでのパッケージデザインの工程では、最終段階で実施する消費者調査と、その結果を元に行うデザインのブラッシュアップに2～3ヶ月ほどの期間を要していたが、本サービスはAIが生成と評価を繰り返し、1時間で1,000案を創出でき、「短期間で多くのデザイン生成」と「消費者の評価が高いデザイン案選択」の両方を短時間で可能にする。

すでにカルビー株式会社やネスレ日本などの大手企業も利用を開始しており、今後は、毎年春と秋の年2回、約1,200商品を対象に120万人以上の消費者調査を継続して実施することでさらに多くのカテゴリーを追加し、消費者のデザイントレンドを加味した評価も可能になる予定だ。

「パッケージデザインAI」
URL:https://hp.package-ai.jp/
2021/09/28