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2月22日は猫の日!猫×デザイン

2020.02.14 Fri2024.01.17 Wed

木野さんが選んだBEST3の首輪も!

2月22日は猫の日!猫×デザイン特集【2】“黒猫のアートな首輪”制作者、木野聡子インタビュー

取材・文:編集部、Rio HOMMA

2月22日は“猫の日”ということで、猫にちなんだインタビューをお届けします。今回、話を伺ったのは、イラストレーター、手芸家の木野聡子さん。愛猫のジュウハンが身に着ける“猫のコスチューム首輪”の制作者としても知られるクリエイターで、SNSに写真を投稿すると10万いいねがつくほど大人気!そこで、コスチューム首輪の素材探しやテーマ決めなどの制作過程について教えてもらいました。木野さんが選んだBEST3の首輪にも注目を。

闘牛士、ヴィクトリアン、テーマも素敵な猫の首輪

──さっそくですが、木野さんが愛猫のジュウハンさんの首輪を作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?猫好きの人でも、首輪を一から作る人は多くないような気がして……。

木野 ジュウハンは普段首輪をしていないのですが、保護センターで初めて出会ったとき、ジュウハンだけが首輪をしていたんです。元々首輪を嫌がる猫ではなくて、最初から首輪をしてうちに来たので、似合うだろうなと思っていました。黒だから白い襟のような首輪をすればタキシードっぽくなるなぁと思って、人間と同じ型紙を改造して作ったのが始まりです。それをたまたまTwitterに載せたらすごい反応があったので、そこから面白いと思い趣味程度で作り続けています。

──闘牛士やヴィクトリアンなどテーマもすごく素敵ですね。首輪のテーマはいつもどのように決めていますか?

木野 手芸店に行くのが好きで、面白いリボンやきれいな柄のリボンを見つけると、素材からイメージを思いつくこともありますね。この前はテレビでマリー・アントワネットの特集をしていて、その人たちの首元見て「コレ猫に使えそうだなー」と。ボーッとしているときに思いつくこともあって、真剣に考えようと思って作っているわけではないんです。

──首輪には一貫したコンセプトがあるのでしょうか?

木野 首輪の範囲を超えないようにはしています。あくまでも首輪だからOKというのがあって、服を着たり、帽子をかぶることは嫌がるので。無理のない範囲で作っています。

出会いがあれば……。素材は海外から輸入物などを

マリー・アントワネット調、ロココ調の首輪

──素材も素敵なものばかりですね。素材はどのようなとろこで購入しているのか気になりました。

木野 オカダヤかユザワヤ、手芸に特化した通販サイトなどで、海外から輸入しているものなどをチェックしています。出会いがあればという感じで。これは(画像参照)一度に3本作ろうと思い、準備段階を撮りました。いちばん上は、サテンのリボンでひだを作って縫い終わったところ。レジン樹脂で固めてブローチっぽくしようかなと思っています。この3つはマリー・アントワネット調、ロココ調に仕上げる予定です。

ジュウハンさんとそっくりの実物大トルソー

──首輪はどのような過程で制作されていくのでしょうか?ジュウハンさんの実物大トルソーを用意されていましたが……。

木野 常にトルソー(画像参照)使っているわけじゃないんですけど、ジュウハンが寝てる場合が多く、悪いなーという気がして(笑)。毛があると結構細かったりするので、どこまでしっかり首輪が見えるのかっていうのを最終的に試着してもらいますが、大体のところまでは彼を起こさず出来るようにしています。

──手の込んだ首輪ばかりですが、ひとつの首輪でどのくらいの制作期間を要していますか?

木野 素材がそろえば1週間くらいではできるかなという感じです。並行して作っているときもあるし、素材次第ですね。

撮影は3分程度で?アート作品のような写真も美しい

「にしきいと」の金色でフリンジを作り装飾したチャイナカラーの首輪
作品集のようなイメージスケッチ。作品の記録として残していて、モレスキンのノートブックに
使った素材を貼ったり、イラストを描いたりしている

──ジュウハンさんが首輪を身につけた写真が絵画作品のようです。撮影自体も木野さんがされているのでしょうか?

木野 家でA0の画用紙をバックに、Canon Eos Kissで撮っています。旧正月のもの(画像参照)は、自分で金と赤色の色紙を切って……。なかなか近所に売ってなかったので手づくりです。Photoshopでちょっと加工してデザインもしています。猫ってなかなか飼い主じゃないと撮影が難しいので、自分で撮りますよ。撮影時間も3分くらいで済ませるようにしてます。

──本業はイラストレーターと手芸家ですが、制作に関して、ジュウハンさんの首輪と共通する部分はありますか?

木野 同じ布と糸を使っているというところ。イラストレーターは平面、首輪は立体というところは違う点ですね。あとは、“自分が気に入ったものを作る”というのは共通点です。

──それでは最後に教えてください。今後どのようなものを作りたいですか?またはアイデアがありますか?

今は素直に自分がつくりたいと思ったものを何でも作ろうと思っていて、ソファカバーなりタペストリーなり、いろいろ作っていこうと思っています。首輪は、ずっとヴィクトリア調みたいに○○調のものをつくることが多いので、見たことのないオリジナルみたいなものは1回作ってみたいですね!

今までつくった猫の首輪で、BEST3は……?

【1】コックさんの首輪
木野さん「くるみボタンでポイント効かせてます。これ、猫の首輪が入ったカプセルトイでも真似されてるみたい。私が先なんですよ(笑)」

【2】闘牛士(ニャタドール)
木野さん「去年スペインを訪れたときに、闘牛士の衣装の美術館に行って着想を得ました。襟のところにパッドみたいなものがあるのがポイントですね」

【3】スチームパンク風
木野さん「歯車とかパーツがいっぱい手に入ったので、それらを固めて雰囲気をつくり込みました。後ろもハトメでリボンで結んだりして凝った感じに」

木野さん&ジュウハンさんについて

木野聡子さん
イラストレーター、手芸家で、布と糸を画材とした絵や造形作品を制作。『ことことこーこ』(阿川佐和子 著/角川書店)や『ダンスと空想』(田辺聖子 著/文春文庫)の装画、高島屋友の会通信『ハミングタイム』の表紙画などを手掛けている。ちなみに、小学校のときから手芸部で、大学の専攻が染織と、ずっと布を使ってものづくりをしているとか。
URL:https://akikokino.amebaownd.com/
Instagram:https://www.instagram.com/akiko_kino/
Twitter:https://twitter.com/a_kinokino

ジュウハンさん
猫を飼いたいと、家族で見に行った保護センターで出会ったオス猫。「いちばん最初に膝の上に乗ってきた猫にしよう」と話していて、それがジュウハンさんだった。名前の由来は本の“重版”から。家族が出版関係の仕事をしていて、おめでたい名前がいいねと話していていたら、当時小学生だった娘さんが「ジュウハンがいい」と名付けたのだそう。

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