WEBの作業が楽になるテクニック総まとめ 第6回
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差分ファイルの抽出や バックアップの作成を効率化する 文=中村和正((株)メタフェイズ) |
データ量が増えてくると、意外にめんどうなのが差分ファイルの抽出だ【1】。まとめて上書きしたいところだが、デグレードのリスクを考えるとそうもいかない。とはいえ、作業直後であっても記憶を頼りにファイルを用意するというのもなかなか難しい。Windowsの検索機能だと、抽出はできるがフォルダ構成を維持したままコピーができない【2】。そのようなときに便利なのが、フリーソフトの「拡張コピー」。インストールすると、フォルダやファイルのコンテキストメニューに「拡張コピー(移動)」という項目が追加される。この項目を開き、検索条件などを指定すればフォルダ構成を維持しながら、条件に該当するファイルやフォルダの操作ができる。たとえば作業を開始した時間を覚えておけば、それ以降に更新されたファイルのみを条件指定してコピーすれば、更新した差分データの作成が容易にできる【3】。また、除外ファイルの設定によって、いらないファイルを整理することやリネーム機能を活用すれば、命名ルールでファイルのバージョン管理などにも利用できる【4】。
【1】日付でファイルを抽出すると、更新ファイルの抽出が容易になる
【2】Windowsの機能でも検索はできるが、ここからコピーはめんどうだ
【3】コピーに対しての細かい設定もできる
【4】コピーに対しての細かい設定もできる
POINT データ管理の効率化でリスク回避を |
[INDEX]
>>> 42 テンプレートのリピートテーブルでデータ入力を効率化する
>>> 43 スマートオブジェクトをクリッピングマスクでマスキングする
>>> 44 検索と置換機能のクエリの保存・呼び出しを行う
>>> 45 レイヤー状態保持のままビットマップでPhotoshopに書き出す
>>> 46 差分ファイルの抽出やバックアップの作成を効率化する
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