{水・液体の描き方}vol.1 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
 HOW-TO|制作・解説:らっパル 

{水・液体の描き方}

 水や液体のエフェクトが他のエフェクトと違う点は、水・液体が重力の影響を強く受けるほどの質量を持っているということ。それによる挙動の「ランダム性」は意識しなければなりません。例えば、上に向かって吹き出す水は重力の影響で細かく分裂しながら下に落ちていきます。これは水・液体のエフェクトならでは。このとき、下に落ちていく軌道は重力をイメージしながらゆるやかな曲線を描くようにするとよいでしょう。  ただし、物理表現として徹底的にリアルに描く必要はないと思います。リアルさにこだわるのならCGの方が場合によっては優れているかもしれません。手で描くことで、軌道や彩色の濃淡などをデフォルメしたり、実際の挙動を省略することができ、逆に動きが出て面白く見えることも多いのです。




上方向に噴出する水
index 勢いよく上へと吹き出すが、すぐに散らばって落ちてくる。ランダムな落下の中にも曲線的な流れをイメージして描くと美しく見える。また散らばった水が前後に重なっているので、奥の要素に塗りを施して立体感のある水のエフェクト表現を心がけてみた。

水平方向に噴出する水
index
ホースから水平方向に勢いよく吹き出す水。噴出口近くはその勢いで直線的だが、すぐに重力の影響を受けて分裂し、遠くへいくほど散らばって下に落ちていく。先のほうをランダムに散らして描くことで、躍動感を演出することができる。

蛇口から出る水
index 水飲みシーンなどはよく描かれるモチーフ。蛇口を上向きにして出てきた水は、口のところで半分ほど飲まれているのでその先の水量は少なく描いた。また、水が口にぶつかった時点でランダム性が発生し、崩れ暴れるように下に落ちていく。


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本記事は『MdN』2014年10月号(vol.246)の特集「イラスト表現の物理学 爆発+液体+炎+煙+魔法を描く」からの転載です。

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