第4回 Flash制作時の冷静と情熱のあいだ | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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クリエイターのライフハック できる人の仕事術を盗め。


第8章 ラーメンデータベース・田中麻利夫のライフハック

第4回 Flash制作時の冷静と情熱のあいだ


こんにちは。株式会社スープレックスの田中です。ボクは普段Flashコンテンツの制作に携わっていることが多いのですが、今回はそのFlashに関するお話をしたいと思います。ライフハックって言葉の定義から外れるかもしれませんが、仕事術と言葉を置き換えて、ボクがFlashを作っている時に気をつけていることと、演出を考える時に気をつけていることをお話ししたいと思います。



[プロフィール] 田中麻利夫(たなか まりお)

株 式会社スープレックス代表取締役。1998年に米Analog Recordsよりシングル「Mario Tanaka EP」リリース。同年スロベニアのExpire Recordsより2作目「Midrange EP」をリリース後、自身のレーベル「GYRO TRAX」を設立。12インチシングル8タイトルをワールドワイドに流通させた後、いろいろあって現在に至る。現在ラーメンデータベースなども運営。



シンボル・レイヤー名は日本語で管理


たぶんFlashの作業時のコツみたいなのはいろいろあるんだと思いますが、ボクがお話したいことはこれだけ。Flashのシンボル・レイヤー名を日本語で管理するって話。

たまに他の人が作ったFlashのソースを渡されることがあるのですが、多くの人がレイヤー名に「action」や「script」、「background」というような英語表記をされています。また、ライブラリ内も「logo」「button_head_1」「mainimage」って感じで、英語表記のシンボルがズラーッと並んでいることがよくあります。英語が分かる人ならいいのですが、残念ながらボクはわからないのでパッと見た時に探しにくく感じてしまいます。このような表記をしている人すべてが英語がわかる人かというとどうやら違うようで、以前このようなファイルを見かけた時にそれとなく聞いてみたら、その人は「英語はわからないけど、レイヤー名やシンボル名は何となくそういうものなんだ」という風に思っていたらしいです。

確かに英語表記の方ができる人っぽくてモテそう、ってのは分からないでもないのですが、英語に抵抗のある人にはどうもわかりずらい。というわけでボクはシンボル名とレイヤー名は日本語で表記しています。そうすると一目で何の素材か、何のレイヤーかがわかるので、目的とするものへの到達スピードが速くなります。また命名時に辞書を引いたりして変に悩む必要がなくなります。その結果として作業スピードが上がります。実際にボクも以前はモテたくて英語表記にしていたのですが、モテをあきらめ効率を追求して日本語表記を開始したところ、グンと作業スピードが速くなりました。

ウソのようなホントの話。英語が苦手な人は一度試してみてはいかがでしょうか。


レイヤーを日本語表記

シンボル名も日本語



エンドユーザー目線で考える


どんなコンテンツを作ろうかねーとガヤガヤ打ち合わせしてる時に、こんなセリフ耳にしたことないですか?

「ココこうやって動かしたらオモシロイよね~」

なんか代理店的なノリを感じますが、このようなセリフを耳にした時に一度考えてみてください。もしかしたらオモシロイのは作り手側だけなのかもしれませんよ。せっかく苦労して演出を盛り込んだのに、エンドユーザーに伝わらないともったいないですよね。モノ作りをしていると、ついついエンドユーザーのことを忘れてしまい、制作者としての目線でしか見れなくなってしまいます。エンドユーザー目線で考える。意外と難しいのですが、意識してみてはいかがでしょうか。

また、こんなセリフ聞いたことありませんか?

「せっかくFlash使ってるんだから、何か動き欲しいね~」

そうですよね。動きがないとFlash使ってる意味ないですよね。でもそれって作り手の独りよがりな考え方で、エンドユーザーにとってはFlashとかどうでもいいんです。なのでFlashを使ってるからという理由だけの演出は意味がないんですね。ユーザーに新しい体験を与えるためとか、別の意味があればいいのですが、Flashを使ってるからって理由だけでは迷惑なだけかもしれません。

あと注意したいのが、制作者は制作中に何度もそのコンテンツを見ているということ。企画の時点から作業開始~完成まで、ずっとそのコンテンツを見てきています。紆余曲折もあったでしょうから、情も湧いてるかもしれません。で、一方のエンドユーザーはというといきなり完成物を目にします。そしてもしかしたら目にするのはその一度だけかもしれません。つまりエンドユーザーにとっては過程はどうでもよく、完成物がすべてなんです。このことは念頭に入れておいた方がいいでしょうね。




次回もお楽しみに!!
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