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第6回 フレッシュクリエイターに送るステップアップのための仕事術

2026.4.27 MON

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クリエイターのライフハック できる人の仕事術を盗め。


第8章 ラーメンデータベース・田中麻利夫のライフハック

第6回 フレッシュクリエイターに送るステップアップのための仕事術


こんにちは。株式会社スープレックスの田中です。最終回の今回は、クリエイター志望の方やクリエイターになったばかりの方のために、ボクが考えるステップアップへの近道についてお話ししたいと思います。




[プロフィール] 田中麻利夫(たなか まりお)

株 式会社スープレックス代表取締役。1998年に米Analog Recordsよりシングル「Mario Tanaka EP」リリース。同年スロベニアのExpire Recordsより2作目「Midrange EP」をリリース後、自身のレーベル「GYRO TRAX」を設立。12インチシングル8タイトルをワールドワイドに流通させた後、いろいろあって現在に至る。現在ラーメンデータベースなども運営。



発信する場を持つ


クリエイターとしてモノ作りに携わるのであれば、仕事以外に自分の作品や実験を発信できる場をもつことが、ステップアップへの近道だと思います。ブログでもCMSでもオリジナルでもなんでもいいので、自分で作ったFlashや思いついたアイデアなどをアウトプットできる場をもとことです。新しいことでなくてもいいので、自分なりに作った成果をとりあえず公開する。そして、他人に見られるという意識を持つ。他人に見られることを意識すると、見られても恥ずかしくないものを作ろうとするはずです。そこで見た目を少し整えたり、ちょっとした工夫を加えたりする。それが自己のクリエイターとしての個性になり、センスが磨かれ、懐の深さにもつながります。ゆくゆくはこれが自分の履歴書代わりになり、キャリアアップに役立つ日が来るかもしれません。


自作の「オリジナルのメディアビューア」
自作で作成したオリジナルの「メディアビューア


必要な情報を必要な時に自分で調べる


新しい技術を使えるようになりたいと思った時、どのようにして勉強すればいいでしょうか? 本を買ってきて最初から順に読んでいく。ワークショップや専門学校に行って授業を受ける。いろいろなスタイルがあると思うのですが、ボクの場合はまず作りたいものを見つけることから始めています。

あまり難しすぎないお手頃な、それでいてどうでもいいものではないなにかを。見たことのあるなんでもいい。とにかく作りたいと思えるものを見つけるんです。見つかったらそれを作ってみようとする。そうするとすぐ壁にぶち当たります。そして分からない部分を調べる。分かったら先に進む。そしてまた壁にぶち当たる。分からない部分を調べる。これの繰り返しでスキルを磨いてきました。FlashなんかだとWeb上に情報はいくらでも転がっているので、検索すれば大抵解決します。必要ならば1冊厚めの本を買えばいいんです。そして分からない部分を調べる。

漠然と新しい技術を覚えたいからって、本や授業で基礎から一通り学んでも、実際に作る時にはまた調べながら作らないとできないもんなんです。自分が必要な時に自分で調べて身につけた知識は、がっちりと吸収できるので応用力もついていきますよ。

また、賛否両論あるとは思いますが、個人的にはクリエイティブ系の専門学校へ通う必要ないと考えています。正直、授業料もバカにならない。独学で十分勉強できるし、そういう人の方が強いと思います。どうしてもというなら独学で最低限の知識を身につけ、作品をWeb上に公開して、それを履歴書にしてどこかの制作会社に潜り込んじゃえばいいんです。そして会社を学校がわりに使えばいい。授業料を払うどころか給料をもらえちゃうんです。

実際に作りながら分からない部分を調べる
実際に作りながら分からない部分を調べる



会社を利用する


Googleの20%ルールというのは有名です。勤務時間の20%は好きなことを自由にやっていてもよいというルールですが、若いうちは80%ルールくらいでもいいんじゃない。そう思っている次第です。ボクの経験ですが、会社にバレなければ、仕事はさっさと終わらせて、興味がある事を追求すればいい。会社はいろんな方向から利用すればいいんです。欲しい本があれば買ってもらえばいいし、行きたいセミナーがあればお金を出してもらえばいい。だらだら仕事するくらいなら先に80%使って興味のある事をする。そして残りの20%で焦って仕事する。若いうちはこんな感じでいいんじゃないでしょうか? あくまでもボクの経験ですが、これが役に立ったと思うので、若い方は、この考えた方にフィットするのであれば、チャレンジしてみてください。

というわけで全6回にわたっていろいろとお話ししてきたわけですが、いかがだったでしょうか? 少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。悩む前に作る、作りながら悩む、そして作り続ける。こうすれば新しい可能性が見えてくると思います。


次回もお楽しみに!!
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