これからは2個セットが常識? 外回りが多い人向けのモバイルバッテリー | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

これからは2個セットが常識? 外回りが多い人向けのモバイルバッテリー

2018.12.16 SUN

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
これからは2個セットが常識? 外回りが多い人向けのモバイルバッテリー
~Mangata Cases「ORBIT」レビュー
2018年11月20日
TEXT:山口真弘(ITライター)

モバイルバッテリーを使っていてよく起こるのが、外出先から戻ってきて次に出掛けるまでの間に、モバイルバッテリーの充電が完了しないというパターンです。特に営業などの外回りで、昼間いったんオフィスに戻り、少し事務処理をしたのちすぐ次のアポイントに出掛ける、という行動サイクルの人は、こうしたケースが多いのではないでしょうか。

このような場合の対策としては、丸一日充電をしなくて済むだけの大容量モバイルバッテリーを持ち歩く手が考えられますが、そのぶん荷物が重くなってしまうのが欠点です。また、容量が大きいとそのぶん充電時間は長くなってしまうので、うっかり充電を忘れたまま朝を迎えてしまうと、その日は終日モバイルバッテリーなしで外出せざるを得なくなったりと、なにかとリスクがあります。

こうした場合に便利なのが、今回紹介するMangata Casesの「ORBIT」なるモバイルバッテリーです。「デュアルパワーバンクステーション」という名前がつけられたこの製品は、2つのモバイルバッテリーを交互に使うことを前提に設計されたコンポーネントで、ひとつの充電台(パワーステーション)に2つのモバイルバッテリー(パワーバンク)を立てられる構造になっています。

これならば、外出先から戻ったら一方のモバイルバッテリーを充電台に立て、もう一方のモバイルバッテリーを持って出掛ける、といった具合に交互に使うようにすれば、次の外出時刻ギリギリまで粘って充電を行う必要もなく、スムーズな運用が可能になるというわけです。
モバイルバッテリーらしからぬ豪華なパッケージ。メーカーからの感謝状も封入されます

モバイルバッテリーらしからぬ豪華なパッケージ。メーカーからの感謝状も封入されます

バッテリー2個と充電台をセットで運用するスタイル。右は充電台用のケーブル

バッテリー2個と充電台をセットで運用するスタイル。右は充電台用のケーブル

もちろん、単体のモバイルバッテリーを2つ用意し、それらを交換しながら使うだけでも同じ効果は期待できますが、本製品は充電台がセットになっているので、わざわざケーブルをつなぐ必要もなく、上から挿すだけで充電を開始でき、持ち出す時もヒョイと持ち上げれば済む、といった具合に片手で抜き差しできるのが大きな利点です。

毎日使うものだけに、こうしたちょっとした手間が省略できることは、トータルで見るとかなりのプラスになります。購入者の声を見ていると、むしろ2個を交互に使えるという特徴よりも、こちらの使い勝手について評価している人も少なくないようです。

ちなみに、モバイルバッテリーへの充電はこの充電台でしか行えないわけではなく、microUSBケーブルを使っての充電にも対応していますので、充電台がない外出先や自宅などで、コンセントから充電することも可能です。このあたりも抜かりはありません。
使い終えた1台を充電台に戻し……

使い終えた1台を充電台に戻し……

代わりにもう1台を持って外出できます

代わりにもう1台を持って外出できます

本体は石鹸サイズ。表面はややザラザラした手触りが特徴です。細長いスリットはLED

本体は石鹸サイズ。表面はややザラザラした手触りが特徴です。細長いスリットはLED

底面。充電台がない場所では左のmicroBポートから充電を行うこともできます

底面。充電台がない場所では左のmicroBポートから充電を行うこともできます

モバイルバッテリー1個あたりの容量は5,000mAhで、5V/2.1Aまでの充電に対応します。実際に試してみたところ、バッテリー残量がゼロになったiPhone Xs Maxを78%まで充電できました。

iPhone Xs Maxのバッテリー容量は3,174mAhとされているので、変換ロスを考慮すると、容量はおおむね公称値通りか、微妙に少ないかで、大幅におかしいことはないようです。なお重量は126gということで、こちらは可もなく不可もなく、といったところです。
iPhone Xs Maxを充電中。メーカーサイトでは約1回の充電が可能とされていますが実際には0.8回分程度でした。ボディにやや厚みがあるのはマイナスですが、手への収まりは悪くありません

iPhone Xs Maxを充電中。メーカーサイトでは約1回の充電が可能とされていますが実際には0.8回分程度でした。ボディにやや厚みがあるのはマイナスですが、手への収まりは悪くありません

あえてマイナスポイントを挙げるならば、本体の断面が楕円形で、スマホと重ねて持つには収まりが悪いこと、また容量の割にはややボディが大柄(92×54×24mm)ということでしょうか。もっとも手への収まりは非常によく、ポケットにも入れやすい形状なのは事実ですし、また丸一日の運用を前提に10,000mAhクラスの大容量バッテリーを持ち歩くのに比べると、重量はおよそ半分ほどで、かつそのぶんコンパクトです。

そもそもモバイルバッテリーは、毎回ケーブルをつないで充電するという行為自体、なにかと面倒なものです。今回は交互に使うことに的を絞って紹介していますが、もっとシンプルに「置くだけ充電」が可能なモバイルバッテリーだと割り切り、本製品をリビングに設置し、家族が外出する際に気軽に持ち出せるようにする……といった用途にも役立ちそうです。
製品名:ORBIT
実売価格:4,295円
発売元:Mangata Cases
[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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